地区シリーズまとめ、とカズオとカート

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     リーグ優勝決定戦に進むチームが決まった。
     ナ・リーグは、本命ドジャースが3連勝であっさり通過、といっていいのか、まあまあDバックスに粘られた。エース・カーショウの今後の出来やいかに。昨年先発のくせにクローザーより短いイニングしか投げさせてもらえなかった前田は中継ぎで安定した投球。ダルビッシュは好投したものの頭に死球を投げてしまった。

     

     ナショナルズ対カブスは、シーソーゲームで最終戦までもつれ込み、どっちが勝つかさっぱりわからない拮抗した戦いとなった。半分ほどは、まるで四球を出すために登板するエドワーズJrを筆頭にカブスの中継ぎ陣が不安定なせい。上原不在が響いている。おかげで先発のレスターがリリーフ登板することになって、少年野球より下手くそな牽制を披露する羽目になった。それでアウトを取っているから奇蹟。

     最終戦は、どこからでも本塁打が出るナショナルズが打ちまくっているのに、振り逃げ、押し出し死球、ゲッツー崩れ、相手のエラー等々ひたすらセコイ得点を重ねてカブスが勝ったからこれまたうっすら奇蹟。カブスの連覇はありえるかもしれない。ナショナルズはまたも地区シリーズで敗退したが、東地区を勝ち抜くのにポストシーズンを勝てないアトランタ・ブレーブスの伝統を着々と引き継いでしまっている。「何かをやりそうな男」対決はこれで実現しなくなったが、ワースは打球を後ろに逸らしたくらいしか何かをやっていなかった。長髪ヒゲまではワースと同じなのになぜか全体的にチャラい印象の主砲ハーパーも不発。逆転での敗退に落胆した監督の声が消え入りそうだったので、御高齢なこともあり、健康の心配をしてしまった。

     

     ア・リーグは、アストロズが危なげなくレッドソックスを下した。アルトゥーベは「小柄」がどうでもよくなる打棒爆発の活躍。コレア、スプリンガー、打つべき人間がきっちり打っている。盤石で優勝候補最右翼といえそう。レッドソックスは、ファレル監督が解任された。長い歴史の中で地区連覇したのは初のことらしいのだが、地区シリーズでまた負けたのでクビということか。監督交代でバレンタイン時代のようにまた迷走するかもしれない。


     もう一個の山では、インディアンズとヤンキースが最終戦までもつれ込んで、インディアンズはいいとこなく敗れた。22連勝したくせに地区2位のチームに負けやがって、と思ったが、3戦目で先発してチームを救った田中将は24連勝(色々含めると30連勝)の上手をいく男だった。昨年ポストシーズン中にドローンで遊んで怪我をして登板できなくなったことをいまだ引き合いに出されるバウアーが今年は初戦で好投し、2戦目は大差をひっくり返す強さを見せたくせに、あとの試合はBクラスチームのように静かだった。クルーバー、ミラーが打たれるとインディアンズは勝ち目がない。呪いが顔を出すまでもない敗退であった。

     

     というわけで、ナ・リーグはドジャース対カブス、ア・リーグはアストロズ対ヤンキース。30年近く優勝できてない古豪と、108年ぶりから一転連覇がかかる奇天烈集団、勢いづく重量打線と、番狂わせの常勝チーム(矛盾)、といったところ。優勝回数は突出しているヤンキースは、どうせそのうちまた勝つし、あまり面白いチームでもないので(バードの尋常ではない目つきの怖さは必見)、個人的にはおよびでない。ワールドシリーズがドジャース対ヤンキースだと、日本人投手対決という見出しが立つが、あくまで一要素でしかないトピックがすべてのごとく日本の報道が騒ぐのが目に見えているので勘弁願いたい。

     

     ここでカズオ・イシグロのノーベル文学賞で、またぞろ「日本出身」問題が起こっているのでMLBに無理やり話をつなげて書いておくとする。スズキはスズキでも、カート・スズキという選手がいる。マック鈴木と違い、鈴木和人だから愛称「カート」というわけではなく、日系アメリカ人である。ミドルネームはキヨシらしい。実績はそれなりあるが、スター選手でもないので日本ではあまり知られていない。スズキなのに!と茶化している自分自身がこの選手を覚えているのはやはり「スズキ」だからというのは否定しようがない(別に「カトウ」でも「ヒライ」でも同じ)。

     同時にレンジャーズのバーネット(元ヤクルト)にも目が行くし、それ以上にアストロズのコーチをしているパウエルは中日での活躍を知っているからつい応援してしまう。コーチ、それも補佐だから何を応援するのか自分でもよくわからないが。一方で、ダイヤモンドバックス監督のロブロは一時期ヤクルトにいたそうだが、残念ながら当時を知らないので何かを思うことはない(アストロズのグリエルも同様)。といいつつロブローの語り口を見るにつけ、いい監督(というかいい人)そうなので気になる存在ではある。

     

     そして前田とダルビッシュに対して、なにがしかの親近感のようなものがないといえばウソになろうが、ドジャース投手陣でやはり一番応援したくなるのはカーショウである。投げ方が格好いいのとカーブの曲がり方がマンガみたいなのと帽子のツバが今風まっすぐではないところは見ていて面白い。ロバーツ監督は沖縄生まれらしいが、そんなことより顔が甘利明に似ている方が気になるし、それ以上にやはり、現役時代にレッドソックスの呪いを解く最大のキーポイントとなった9回2アウトからの盗塁を決めたことが印象としては一番大きい。
     要するに、出身で贔屓する感情をことさら否定するのも不自然ではあると思うが、そんなことよりはるかに気になることがいっぱいあるということで、生まれが長崎だなんだと騒ぐよりちゃんと本を読めと、言うまでもない話をぐだぐだ書いてしまった。

    あの長寿連載マンガの秘密に迫る!というような深夜番組でたまたま紹介されていたズバリの一コマ


    映画の感想:アウトレイジ三部作

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       新作の公開が迫っているからだろう。テレビでやっていた「アウトレイジ」の1と2を見た。1は以前に見たことがあったが、あえて続きを見たいとも思わず、2は今回初めて見た。簡単な感想を先に書いておくと、1はストーリーのためにわざわざ話をややこしくしている印象を受けてしまい、そのせいか、簡単に殺し過ぎやろと白けてしまったと記憶している。

       

       2作目(正確には「ビヨンド」)は、1より娯楽性の面でうまく作られているのだろう、俺自身はヤクザ映画が好きではないのだが、ついつい引き込まれてしまった。大物俳優だろうと誰だろうと、さっさと不細工に死んでしまうところは、これは権威を獲得した監督だけが許される作り方だ。え?この人もう死ぬの?という意外性はなかなか出せるものではない。高橋克典なんか台詞が一つもなかった(のに映えるから、やはり主役をやる俳優というのは大したものだ)。どんどん死ぬ=続編のたびに俳優が入れ替わるため、全体を通じて強面俳優見本市なところがある。個人的に、出てほしい強面は誰だろうと想像してみたが、真っ先に思い浮かんだのが春風亭昇太だったのは完全に「おんな城主直虎」の影響だ。

       

       普通だったら感想はこれで終わってしまうところだが、時節柄、妙にタイムリーに感じてしまったので続きを書いておこうと思う。ここから先は遠慮なくネタバレだ。

       


      【やっつけ映画評】The NET 網に囚われた男

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         南北分断を舞台作品のような身の丈サイズにまとめたよくできた作品だった。監督は、ぬるい南北の描き方をした「レッド・ファミリー」をプロデュースした人だが、本作はあちらとはうってかわって訴えかけるものが迫ってきた。政局の話で吹っ飛ぶことそれ自体が象徴しているような、狂気の沙汰のミサイル騒ぎにあった日本にとっては、恰好の教材ではないかと思う。


         船の故障で韓国側の海域に流されてしまった北朝鮮の漁師ナム・チョルが、スパイの疑いで韓国側に拘束され尋問される。取調官は「アカ」に憎悪を抱く暴力男で、警護役の青年は、その違法な取調べを非難する。「宇宙人王さん」を彷彿とさせる構造に、「善良な漁師と思わせといて実はスパイでした」といったチンケなサスペンスだったらどうしようかと思ったが、まったくそういう話ではなくて安堵した。

         

         チョルがスパイであれば大事だが、そうでなければ次に待つ手続きは「転向」、つまり亡命である。善良な同胞を狂気の国に戻すわけにはいかない。そういう理屈だ。韓国側に渡ってしまったこと自体が罪に問われるかもしれないと考えると、送還するのは人道的な点からも問題があることになる。だがチョルにとって大切なのは家族と平穏に暮らしていたこれまでの生活である。ソウルの豊かさにも、自由を保障する西欧型民主国家にもさして興味がない。

         

         国民が餓死しているのに軍事開発と政敵粛清に明け暮れる世襲の独裁国家と、国民主権の憲法を戴く民主国家、どちらがまともなのかは考えるまでもないが、後者が正しいからといって、望んでもいない人間に家族を捨てても亡命しろと強要するのは、これはこれでイデオロギーの暴力だから、国家主席にマンセーと言うのと構造的にはあまり変わらない。ただし、チョルが今後も祖国で家族と平穏に暮らせる保障がない分、当人の意志を曲げてでも亡命を、と考える「部長」や「室長」の立場に全く合理性がないわけではない。チョルの立場を最大限尊重しようとする警護の青年は、最も正しく見える立場ながら、同時にお人よしであり、無責任だと非難することも可能だろう。


         チョルの言葉を借りれば、この「もどかしさ」が本作の推進力である。取調官は人格的にも仕事へのスタンスも相当問題があると言わざるを得ないが、一応チョルは交戦中の国からやってきた人間であるし、疑わしくなければないほど余計に疑わしいという矛盾を抱えたのがスパイという存在である以上、彼の疑心暗鬼に全く合理性がないわけではない。加えて、結局スパイかそうでないのかよくわからない脇役も登場する。本作は、このような疑わしさの要素をいくつか散りばめながら、それでもシロかクロかのサスペンスに話の本筋をブレさせていない点で見事である。

         

         こんな国家間のややこしい話を、コンパクトにまとめられているのは、チョルの人物造形が大きい。
         チョルは、実直で目鼻も利くなかなか魅力的な人間である。いたってマトモであるという描き方自体が、本作を成立させている重要な要素だ。一人のマトモな男であるからこそ、警護の青年はシンパシーを抱いたのだろうし、取調官はスパイだと疑いを深めたのだろう。「狂気の独裁国家に洗脳されたロボット」というようなステレオタイプだと彼らの態度もまた違ってきた可能性があるし、そもそも作品として成立しない。

         

         政府がいかにおかしな状態であっても、市井の人間の現状はまた別の話である。チョル自身は、抑圧国家の面倒な部分を適当に避けながら地味に地道に暮らしている。おそらく南北の対立にも特段興味がない。日々の暮らしに精一杯で、政治には無関心。どこにでもいる普通の人である。その彼を「洗脳されている」と思い込む韓国側の人間は、色眼鏡で見ているという点である意味彼ら自身が狎脳瓩気譴討い襦2K修兵萃幹韻砲靴討眤崚戮違うだけで構図は同じだ。チョルが警護の青年だけに心を開くのは、この若者だけがチョルを対等な一人の人間と見ているからで、こんなことが特別になるほど、半島の分断は悲劇だということだ。
        (以下ネタバレ)
         


        【やっつけ映画評】わたしは、ダニエル・ブレイク

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           仕事柄、公務員になりたいという学生諸君と接することが多い。何となくそれしか進路が想像できないという引き算的発想の若者もいれば、何かしら生まれ育った地域や困っている人々の力になりたいという見上げたホスピタリティの持ち主もいる。

           後者の学生の多くは、ボランティア活動に参加していて、その種類は多岐に渡っている。催事の運営スタッフや、地域のまちおこし支援、高齢者や障害者、貧困家庭の児童を支援する活動などなどである。彼らの話を具体的に聞くと、必然、何も考えていなかった己の学生時代を振り返る羽目になるから困る。加えて福祉系のボランティアの場合、聞いているこちらの気が滅入ってくるほどシビアな現場を踏んでいることもしばしばだ。特に高齢者福祉ボランティアの場合、ろくでもない人生を送っている身だけに将来のわが身だという気もしてきてしまう。一方で、そんな現場に自分の将来を託そうとする若人がいること自体は明るい話にも思えるから、ついそっちに目を逸らして気分を和ませようとしてしまう。


           本作も、低所得者の救いのない現実を題材に扱っていて、いかにも気が滅入りそうな映画である。だが、主人公たちが国の制度等々に翻弄される一方で、周囲の人々は皆それぞれに温かく救われる。救われはするのだが、ただ現実は変わらないから救われると感じるのは話題を逸らせているだけのようにも思う。


           ベテラン大工のダニエルは、心臓を患い医者から働くことを止められている。このため公的支援に頼っているのだが、「就労可能で受給資格なし」と認定されてしまう(今までもらえていたのが急に打ち切られたようだ)。ダニエルは不服申立を望むが、審査には時間がかかる。このため職安からは、求職活動をして求職手当をもらうよう命じられるのだが、この手続きの煩雑さにダニエルは振り回される。

           

           この物語を公務員叩きだと受け取るのは容易い。職安の職員は高圧的で融通が利かない。一方、本作に登場する市井の人々は多かれ少なかれマトモないい人が多い。ダニエルの隣人の一見チャラチャラしてそうな青年は、案外気のいい若者だし、フードバンクの女性たちには胸が打たれる。もう一人の主人公であるシングルマザーのケイティが商店で万引きして捕まると、店主は彼女の困窮ぶりに人情裁きを見せる。ダニエル自身、ケイティに気安く手を差し伸べ彼女と子供たちのよき支えとなっている。一般市民がみんな善良なのに、役所の人間は一様に石頭で偉そうで一から十までお役所仕事の塊である。

           

           他の映画でもいくつか目にしたことがあるが、イリギスの公務員も日本とよく似ているという印象がある。本作も同様で、既視感のある景色だけに、余計「これだから役人は」と本邦の実状と重ね合わせて呆れてしまう。公務員叩きの好きな人なら余計に膝を打つだろう。

           

           だが、ここで描かれている現状は、公務員叩きの結果生まれた状況だと思う。つまりは有権者がそれを選択したのである。

           

           お役所は古くから、その権威と四角四面さから何かと嫌われがちな存在であるが、そこに加えて「無駄が多い」「地位が特権的」「給与に見合う仕事をしていない」「民間企業では考えられない」といった批判が繰り返されてきた。石原慎太郎、小泉純一郎、政権交代時の民主党、橋下徹――、20世紀末以降、人気を集めてきた政治家、政権は、少なからずこれらの官僚批判で世論の喝采を浴びてきたといえる。結果、公務員の人件費削減も含めた歳出削減が進められた。当初は巨大なハコモノや道路やダムなどの土木分野がやり玉に挙げられていたが、そのうち「合理化」のターゲットは、あらゆる分野に広がっていった。行政のスリム化、といえば恰好いいが、実際のところは職務放棄である。

           

           というのも、爛好螢牴臭瓩梁仂櫃砲覆襪里蓮企業の理屈に当てはまらないものか、企業に任せれば利権になるものかのどちらかだからだ。例えば公園は何の儲けも生み出さない。短絡的に無駄とみなすことは可能だ。そしてものによっては一等地に広大な土地を有しているから、企業に切り売りすれば儲けになる。図書館もしかり。生活保護のような「ただ損するだけ」に見える事業は縮小される。最近では「シルバーパスをやめて学割にすれば」とAI知事が言っていたのも同じような文脈だ。イギリスでも大まかには似たような現状なのは、日本語に訳されているニュースを見るだけでも窺い知れる。企業の理屈でとらえられないものが「無駄」になると、必然公務員の仕事はほとんどなくなる勘定になる。無論、実質ゼロにはできないから、少ない資源できりもりすることになる。

           

           ダニエルが翻弄されるいくつもの出来事のうち、例えば問合せの電話が2時間近く待ってようやくつながること(その間の電話代は自分負担)や、あらゆる申請がネット経由でしか受け付けないことは、人員不足や民間委託など、人件費削減の結果だろう。職安の人間が一様に高圧的で融通が利かないのも人が少ないせいで忙しくイライラしているせいかもしれないが、効率化が背景にあると思う。職安にやってくるあらゆる人々に対し、ケースバイケースで親身になっていては時間がかかる。効率的に処理するためには、あらゆる事案を大枠で分類してマニュアル的に進めて行くのが速い。実際職員たちは、ダニエルにしろケイティにしろ利用者の話を一切聞こうとしない。マニュアル化された手続を一方的に通知して従わせようとする。その態度自体が十分に高圧的なのだが、「こっちの言い分も聞けよ」と必然反発も生まれるから、余計に職員側も「支援が不受理になりますよ」「処罰対象になりますよ」などと高圧的を越えて脅迫的にすらなる。不幸なすれ違いだ。

           唯一例外的に何かと人間的な対応を見せる職員アンは上司から「例外的なことをするな」と叱責される。彼女は年齢からいってベテラン職員と推察される。そもそも親切な人なのだろうが、かつてのやり方から今のやり方にうまく割り切って合わせられないのではないかとも思う。そもそもダニエルが今まで受給していた支援を打ち切られたのも、歳出削減のあおりを食ったのだろう。ダニエルの事情には同情するし、職安の職員も怒りが湧くが、いずれも有権者の選択の結果だ、というのは繰り返しておきたい。公務員叩きの結果生まれた余計に四角四面な公務員だとすれば、何という矛盾だろう。

           

           さて、ここでラストについてである。
           


          10月の展望

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             MLBのレギュラーシーズンが終了した。今年のポストシーズン出場チームは、100勝以上しているチームが3つもある。それだけ多くのチームが負け越しているということでもある。終盤まで優勝争いが続いたのは6地区中1地区だけ。ゲーム差が1ケタに収まったのも2地区だけ。独走の多いシーズンでもあった。

             

             ナショナルリーグは、ドジャーズ、カブス、ナショナルズで、昨年と同じような顔ぶれ。ワイルドカードはダイヤモンドバックスとロッキーズで、こちらは新鮮味がある。ロッキーズが勝たないと、また赤青対決になる。

             爆走していたはずが、9月にまるで巨人のような泥沼11連敗を喫したドジャーズは、ワイルドカードのどちらが勝っても同地区チームとの対決になる。11連敗のうち、3がDバックス、4がロッキーズ。第1ラウンドの地区シリーズは3つ勝った方が勝ち上がるので、どっちにしてもドジャーズは負けてしまう。投手はダルビッシュが鍵を握る。打線は何かをやりそうな男ターナーがキーマンである。というか、表紙を飾ると呪われると噂のスポーツイラストレイテッドの表紙に載ってチームが11連敗したから、すでに1つやらかしている。

             

             反対の山はカブスとナショナルズ。カブスは序盤、前年チャンピオンとは思えない体たらくだったのがいつの間にか優勝していた。不気味であると同時に上原なしで優勝したのでちょっと寂しくもある。ナショナルズは、故障から復帰した何かをやりそうな男ワースが鍵を握る。去年は交通違反で捕まっているからこちらも一つはやらかしている。ドジャーズ、ナショナルズがそれぞれ勝ち上がると、何かをやりそうな男赤青対決になるのだが、青の何かをやりそうな男ターナーは綽名が「赤髭」なのでややこしい。

             

             アメリカンリーグは、アストロズ、インディアンズ、レッドソックスで、こちらもあまり変わり映えしない。ワイルドカードはヤンキースとツインズ。ツインズはポストシーズンでヤンキースに勝ったためしがないので、インディアンズ対ヤンキース、レッドソックス対アストロズということになろう。昨年カブスに惜敗してチャンプを逃したインディアズは、終盤で22連勝。甲子園で2回優勝できそうなくらい負けなかった。

             今年はアストロズの強さが注目されたが、青木放出によって日本であまり報道されなくなったので、夏以降の印象があまりないが最も強打のチームになるだろう。「背が低い」というだけで勝手に日本人から親近感を抱かれているアルトゥーベは200安打を達成している。本塁打も20本以上打っているからMLBで最も打つ男といっていいかもしれない。こんな実力者に親近感など抱けるはずもないのだが。

             

             インディアンズには、昨年カブスから引き継いだ呪いの除去がかかっている(呪いの犖偽Л瓩任△襯錺奸悉仰垢離沺璽は変わらず使用中)。ドジャースも実のところ金持ちのくせにほぼ30年優勝できておらず、すぐヤンキースに負けるツインズより期間が長い。アストロズは1962年の球団創設以来優勝経験なし。この3チームが100勝以上なので、いずれも悲願がかかっているといえよう。個人的にはこれら以外のチームが勝ち上がるとちょっと白けるのであるが、例年予測がつかない上、どこもたいていいい試合をする。楽しくかつときに心臓に悪い球秋到来である。



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