ありがたや〜。ただし問題も…

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     知り合いのマツイさんが転勤になったのだが、引越し先に「こんなに荷物持っていけん!」と嫁さんから通告され、膨大な私物を泣く泣く処分することになったとか。

     となれば寄生虫の出番でありんす。「くれとはいいません。お預かりするだけですよ、えっへっへ」と、持ちかけてみると、ベースを2本もくれた。いや預けられた。

     なんせ今すぐ在庫豊富な中古レコード屋を開店できるともっぱら噂されているモノ持ちな人だけに、もしかしてデッドストックのベースがごろりんことやってくるのかと舌なめずりしておったのだが、そこはさすがにフツーのモデルだった。フツーって、どの口が言うてんのかね。


     右がIbanez。左がGUYA TONE。どちらも金属部分に緑青のごとくサビが浮いておった。Ibanezにいたっては、フレットの山の細い金属部分にまでご丁寧に錆びてる状態。持ち主のほったらかし加減が伝わってるというものだが、磨きましたよピカピカに。写真ではあんま伝わらんけど。研磨剤のロングセラー、その名も「ピカール」でもってウリャウリャと磨いてやれば、面白いくらい輝きを取り戻す。名乗りに偽りなし。バッファロー吾郎の「オモロナール」(だったっけ?)に匹敵する効能だな。え?あれ効いてないの?

     試し弾きをしようとチューニングを合わせ始めたら、GUYATONEの方はバチコンと弦が切れてしまった。張り替えようとすると、なんとなんと普通サイズの弦だと上手くハマらん。面倒くせえなあ。いや勉強んなるなあ。Ibanezの方にツマミがたくさんあるのは、エフェクターか何かを内臓してるかららしいんだが(それでかどうか、このベースめちゃ重たい…)、持ってるベースアンプがしょぼすぎて、違いがよくわからんかった。


     マツイさんは「ついで」と言って他にもワタクシに託していかれた。こちらはザ・フーのギタースコア。アルファベット順に全曲収録してるという恐ろしきコンプリート版である。実用よりは本棚に並べると嬉しい一品である。


     デビッド・ボウイ「ジギースターダスト」のバンドスコア。代表作が詰まった化け物古典アルバムだけに、これは普通に嬉しい。デビッドさんの曲はパクれそうな示唆に富んでそうだし。


     で、どこに需要があるのだろうかと心配になる一品がこれ。
     どれもピッカピカで新品同様。なるほど使わないとボロになる楽器とは正反対なのが書籍ということか。

     だけど、問題は俺の家の方がはるかに狭いということだな。今さら気付いた。

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