「楽しかった、以上」と中野先生は総括した

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     ブンブンサテライツの人が亡くなって、ボブ・ディランがノーベル賞を取ってと、音楽界の大きなニュースの谷間で、俺たちのバンドは新宿でライブをした。「俺ロック史年表」にはボブ・ディランよりもデカい太文字で記載される出来事となった。おそらく他のメンバーにとっても。
     ただのお上りさん気分で、関西ではなく東京でやることになったわけだが、メンバーの在住がバラバラな分、逆にどちらでやっても大変さは似たようなもの、という感覚が後押しした。その後、大停電のニュースがあったから、少々ぞっとしたが。ロックは電気がないとお手上げの音楽である。ま、ボーカルの大遅刻で会場の使用時間内にライブが終わらず、強制的に主電源を落とされ、アンプラグドで無理やり続行したという大物ロックスターの武勇伝を聞いたことがあるが。
     そうそう集まって練習できるわけでもないので、個人練習を重ねたのだが、俺の場合は過去の録音を聞いてそれに合わせて弾く。一番きれいに録れている音源は、過去に千日前でやったときのライブ録音だが、テンポが妙に速く、曲によってはちっともついていけない。もう5年も前の話になるから、こんな速さでよく弾けたなあと年齢を感じてしまう。夏休みなどに都合を合わせてスタジオ入りすると、他のメンバーも同じようなことを言う。
     なので、速い曲は可能な速さで、遅めの曲はしっかりスローに落としてやりましょうと確認したわけだが、今回の録音を聞くと、過去最高に速かった。緊張感からつい走ってしまったのだと理屈付けは簡単だが、試しに合わせて弾いてみると、まったくついていけない。どうやって演奏したんだろう。
     呆れながら考えるに、仮説が浮かんだ。つまり「時間の流れがゆっくりだった」だ。人間、集中しているとき時間の流れを遅く感じるものだが、ライブ中は本当に時間の流れが遅く、その中でいつものテンポで演奏したから、日常時間に戻ると相対的に速くなるということだ。これだと弾けた理由も今弾けない理由も説明がつく。
     しかしそうなると、スタジオ練習の3倍くらい汗をかいたことの説明がつかないのだが。ま、体育の日だったということで。
    SET LIST
    1.Intro
    2.ジェットボーイ
    3.花
    4.Rock'n'Roll Show
    5.中百舌鳥TRAIN BLUES
    6.No! Nuke
    7.I am Hero
    8.今すぐに君と会えたら
    9.詐欺師と林檎
    10.From 本町 To Rock'n'Roll Street
    11.国道一号線
    12.(it's a just)GOOD+DAY
    13.30's Growin' Up

     


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