頑張れ喪中球団

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     球春到来。田中、ダルビッシュ、前田、岩隈、田沢、みんな打たれまくったので、新しい環境に戸惑う国民が多い春の時期、彼らも同じ人間だとわかるのはある意味勇気の出る炎上祭りだったといえよう。一人上原だけが年長者の貫禄を見せつけたが、レッドソックスを出た選手は大抵活躍するので今年も頼れるに違いない。あれ?田沢は・・・。

     

     今年の注目は世間的にはアストロズだ。伸び盛りの若手が多いところに狡猾なおっさん選手を補強して厚みが出た。4年前にナ・リーグからア・リーグに転籍させられたけど特に波風も立たない地味なチームであるが、世界初のドーム球場を持ったチームでもある。屋根をつけたのは「やぶ蚊がひどかったから」という意外な理由のがクイズ番組でも出ていた記憶があるが、アメリカではドームはすっかり流行らなくなったので現在は使われていない。今の本拠地はミニッツメイドパークという。「宇宙」の壮大さからは正反対ともいえそうな身近な商品のブランド名を冠した球場であるが、ロケットもジュースもどちらも荷重/果汁の計量が大切ですよねずっちです。

     

     狡猾なおっさん選手の中には我らが青木も含まれるが、試合には出たり出なかったり。ま、彼はやってくれるでしょう。ところで、アストロズには、身長が168僂半柄なことで有名な、そして昨季最多安打のアルトゥーベがいる。この選手を日本のメディアが紹介するとき、「小柄な選手がここまで活躍するのは日本人にはうれしいですね」などという定型句がつくことがしばしばだが、日本人メジャー選手の身長は、ダルビッシュ196僉田中191僉岩隈191僉⊂絽188僉∩暗185僉▲ぅ船蹇180僉田沢180僉青木でようやく175僉

     

     個人的な注目は、ア・リーグがロイヤルズ、ナ・リーグがマーリンズ。どちらも昨年までのエースが事故死した喪中の球団である。悲しみを力に変えろ! とはいえ、選手の死亡とチームの優勝は、過去の記録ではあまり相関関係は見られない。残念ながら。ちなみにかつて日本は、アテネ五輪で長嶋監督が脳梗塞で倒れて別に死んだわけでもないのに弔い合戦だ!的なノリで金メダルに挑みウイリアムズにねじ伏せられたものだった。浪花節ではなかなか勝てんもんすよね。

     

     ところでしかし、マーリンズに移った田沢はユニホームが似合っていない。ユニホームが似合わない日本人選手の代表格は松井秀喜だが、黒ベースのユニホームが似合わない日本人選手は初。

     

     ロイヤルズのラウル・モンデシーは、野茂がデビューしたころドジャースの主軸だったラウル・モンデシーの息子。素行不良気味のトラブルメーカーだったが、息子はいい人っぽい外見をしている。そのせいか、守備は上手いが打力はまだない。ついでにそのころ一番を打っていたデライノ・デシールズの息子デライノ・デシールズは、レンジャーズにいる。こちらは父親に似ている。子供に同じ名前をつける感覚がよくわからないが、息子と気づきやすいのは助かる。いや困っているわけではないのだが。しかし、メジャーはボンズしかり、グリフィーしかり、スウィッシャーしかり、息子が活躍するパターンが非常に多い。逆に日本はなぜここまでないのだろう。むしろ野球は遺伝子ではないという清々しい話に思えてくる。

     

     ヤンキースは今季、大物(おっさん)選手たちが引退、移籍で一気に若手中心の地味チームになり、まあそれでもチャップマンが出戻ったり、ザバシア、エルズベリーは居残ったりしているので、広島というよりは中日みたいなチームになった。中日と違うのは、どうなったってここは勝つんだが、若手が育ってやがて常勝チームになる入口を、今年は見ることになるのだろうか。


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