備忘録

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    エヴァンゲリオン仕様の新幹線を初めて目撃。とはいえちゃんと作品を見たことはない。500系は前から好きだ。写真と本文は関係がない。

     

     今吉の結婚式二次会に招待され、久しぶりに劇団関係知った顔が雁首をそろえた。

     

     会場はロシア料理屋だった。壁にはロシア関連のサークルや催し物のチラシが貼ってあり、コミュニティ機能も担うなかなかいい店だ。早速チラシに亀山郁夫先生の顔写真を見つけてしまい、この界隈の人材不足を懸念してしまった。英語英語の昨今、大学でロシア語を教えているのはいくつあるんだろう。隣国だから一応あるのかな。俺が学生のころはあって、難しいから逆に優しいことしか習わず単位を取るのが簡単だと一定の人気があった。俺は取ってないけど。圧力だ何だ勇ましく聞こえのよいことばかり言っているうち、チャンネルを持つのが猪木だけというお寒い事態になっている北関係にならぬよう願いたいものである。

     

     よくよく見れば、地元でロシア文化のサークルを主宰している人が本を出している。ちゃんと人材は育っているではないかとタイトルを確認すると「フランス人に学ぶ人生哲学」みたいな本だった。宗旨替えしたのか。それともこれは三国協商ということなのだろうか。

     

     料理はいずれもおいしかったが、一品目からピロシキが出てきたのは順序がおかしいのではないかと思った。給食に出たことがあるか周囲に尋ねると皆無だった。日本海側だからか俺が義務教育のころはたまに献立にあった。カレーパンかと思ってかじったら全然違う味がするし、これは何だと献立表で確認しても「ピロシキ」という何のヒントもない馴染みのない文字列が並んでいるだけだしで記憶に残っている。

     

     今吉らしく、実に素っ気ないプログラムだった。新郎挨拶も、改めて話すことは特にありません、くらいの、お前はオカダカズチカかという手短かさで、それが逆に美徳になってしまう辺りが彼のすごさであろう。新婦の友人がどう受け止めたかは知らないが、あまり気にしなさそうな人ばかりには見えた。

     

     問題は、乾杯の音頭を仰せつかったことだ。「あんた以外、こんなのをうまくこなせるのがいない」と念を押されて頼まれた。人材不足の劇団だ。年を取ってわかったことの1つは、いつの間にかみんな挨拶が上手くなっているということで、もうすっかりおっさんだし、こういう場では友人としてのフランクさと年相応のオフィシャルさを同居させなければならない。ライブの前と同じくらい緊張した。向井が「役者なのに挨拶で緊張するんですか」と愚にもつかないことをいう。演劇のチンピラどもが、このような式典でいかに滑って死屍累々積み重ねてきたか、振り返れば思い出すのは容易だと思うのだが。役者は客に向かって喋らないので挨拶や講演は別物になる。

     

     多少グダついたが、どうにかクリアし、大きな大きなため息をついたが、その横でチョビが完全に無言になっている。余興というこれまた死屍累々を自ら積みかねてきた暴挙を担わされ、雑談に付き合う余裕がないと見える。それで彼の守備範囲であるカントの定言命法について質問し、学問的な会話をして落ち着いてもらったわけだが、その甲斐があったのかどうか、彼の漫談は真打落語のようにゆったりと染み入る調子を交えながら、馬鹿馬鹿しさと人情噺が同居するような、まさに「目的の王国」といった見事さだった。

     

     司会の上地といい、スピーチのツッチーといい、年下の連中もみんなうまくまとめていて、トップバッターで助かったと胸をなでおろした。


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