犹草畍物

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     連休に連休らしいことでもしようかと、舞洲にネモフィラを見に行った。連休のこの時期がシーズンで、最近できた新名所とのふれこみである。

     

     桜島駅もしくは西九条駅からバスに乗る。少々アクセスは悪い。予想はしていたが、バス停に並ぶ長蛇の列が早速見えた。ただ、普段から「大学行きのバスに乗る」という行為をしているため、人数としては大した数ではないことは見てすぐわかる。印象よりはバスってたくさん人が乗れるものである。

     問題はどれくらいのペースで車両が来てくれるかだが、盛況を見越してか、次から次へとやってくる。バス運転手のなりて不足が深刻な昨今、ありがたいことである。

     

     おっさん一人、列に並ぶのもどうかと思ったが、おっさん1人の客はそれなりにいた。インスタの生まれる遥か以前より、おっさんは写真映えすると聞くやバズーカ砲のようなレンズを装着したキャノンかニコンをぶら下げてはせ参じるのである。

     

     割とあっさり乗れて運よく座れもした。途中で舞洲の各施設前で停車するから会場まではそれなりにある。かつて草野球を楽しんだ野球場が、大阪シティ信用金庫スタジアムという名前になっているのをようやくにして知るところとなった。命名権の売買だろうが信用金庫というのは企業名というより施設名の印象が強い印象が個人的にはあるので、あたかも「図書館スタジアム」とか「公民館スタジアム」と同じく、何の施設か一瞬わからなくなる響きがある。

     ただし金融機関という点では、アメリカでは珍しくない。バンクワン・ボールパーク(現チェイス・フィールド)は、何か傾斜がついている球場ではなく、直訳すれば第一銀行球場。グレート・アメリカン・ボールパークは、国粋主義的命名ではなく、そういう名前の保険会社による命名。日本に無理やり当てはめれば富国生命球場か。そういや日生球場があったな。イチローのおかげで広く知られるセーフコ・フィールド(現T−モバイルパーク)も保険会社のネーミングライツである。

     

     くだらないことを考えているうち到着した。海の青とネモフィラの青が対照的に映えますよといった触れ込みだったが、曇りなので海は青くない。インスタ女子がそんなことをコボしながらスマホを構えている。花自身も晴天じゃないと今一つだよね。
     しかし心なしか雑草が目立つな。青に交じって緑が多い。そんなことを義姉に言ったら「ネモフィラ自体が雑草みたいな草やん」と身もふたもない返答だった。やはり本家(?)ひたちなかはひとつ上を行くな。


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