映画の感想:神聖ローマ運命の日

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     歴史のお勉強で見た。知った役者は一人もいない。DVDの新作情報がどれもあんまりおもしろくなさそうなB級ばかりの配給会社の作品だ。

     三十年戦争の敗北で、半分崩壊した状態の神聖ローマ帝国に、レパントの海戦で敗れて斜陽感漂うオスマン帝国が攻めてくる史実を描いている。教科書的にいうと、第2次ウィーン包囲というやつで、第1次の登場人物がカール5世とスレイマン1世という試験に出る有名人に対し、第2次は山川の教科書では「オスマン帝国による第2次ウィーン包囲の失敗は」と結果しか書いてない。なにしろ斜陽帝国同士の争いだからやむかたない。

     キリスト教よりで描かれているのはタイトルからもよくわかる。これ差別的でまずくないか? ただ一応イスラム側もしっかり描こうとしている内容だったと思う。少なくとも、知らない役者ばかりでパっとしない中、オスマン帝国軍の総大将(大宰相という肩書らしい)カラ・ムスタファを演じていた俳優が一番ギラギラとして目立っていた。

     しかし、登場人物が全員英語でしゃべっているのはなんなんだろう。登場人物の中にイギリス人は一人もいないのだが。史実を踏まえて、神聖ローマ側の人間とオスマン側の人間は通訳を介してしゃべるんだが、いやいやどっちも英語しゃべってるし、という点、間抜けだった。

    「11 SETTEMBRE 1683」2012年イタリア=ポーランド
    監督:レンツォ・マルチネリ
    出演:F・マーレイ・エイブラハム、イェジー・スコリモフスキー、エンリコ・ロ・ヴェルソ


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