定期的に揺れるMLBの2020

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     オフにバルコ・スキャンダル以来の大型醜聞が発覚したMLBの開幕が迫っている。といってもやるのかどうか不透明だが、アストロズにすれば、やらないのは助かるところかもしれない。

     当然、今季の注目は世界一のサイン盗まれ球団ドジャースということになろう。なんせアストロズ、レッドソックス、監督が首になったチャンピオン2チームにワールドシリーズで敗れている。そして今季の注目選手は、俺含む全MLBファンが謝罪の意を示しているダルビッシュである。炎上男ではなく被害者だった。どうもすみませんでした。

     

     しかし、2017シリーズは7戦目までもつれ込んでいるので、抑えている投手もいるということであり、そうすると滅多打ち喰らったダルビッシュ自身にもどこかしくじりがあったのではみたいな見方が可能であり、この辺のあいまいさ、気持ち悪さが不正の悪たる部分ではなかろうか。バルコ・スキャンダルも同じくで、同じ薬剤を飲んでもボンズ以外の選手が73本も打てるとは思えず、さりとて薬物なしで記録は樹立できなかっただろうから、居心地が悪くて気色悪い。

     

     MLBは移籍が多いから不正は発覚しやすそうなものだが、「どこでもやっていると思っていた」と後悔の弁を口にしている選手もいたくらいだから、それがおかしいと明確に自覚できるのが難しい土壌はあるんだろう。先ごろ亡くなった野村克也は、球場に盗聴器を仕掛けてるんじゃないかと噂されたこともあるが、ここから言えることは、やってても不思議ではないと推測できてしまう共通了解のようなものが(少なくとも当時の)野球界にあったということである。実際、野村ではなく王が率いた球団でサイン盗み疑惑が取り沙汰されたこともある。

     

     しかしその被害者ドジャースであるが、口利き疑惑が浮上すると病気を理由にトンズラして、そのくせシレっと戻ってきて旨そうな飯を呑気にツイートしているような厚顔無恥な男が監督だからな。あ、これは甘利・デイブ似・明の話だった。これも黒川物件関係あるんすか?
     ドジャースは、「お前らもやっとったんとちゃうのレッドソックス」からベッツを獲得、前田をツインズに放出した。移籍後の前田は妙に楽しそうで、やっぱりデイブ甘利によるあの便利屋起用がうんざりしてたんだろうかね。地区優勝してもヤンキースに鎧袖一触されるお約束を止めてくれることを期待したい。

     

     そのヤンキースは、久々の札束球団ぶり(そして髭剃らせ球団ぶり)を発揮して無敵のエース、コールを獲得したが、アストロズからの移籍だから大丈夫か? 空気も凍る(コール)。不正発覚で「俺ら死ぬ気でやってんだダボ!」と、名は体を表す正義の怒りを表明していたジャッジが激昂し過ぎたか骨折してしまい昨年同様出遅れ決定。とんだ裁判(judge)、いや災難。
     ヤンキースと同地区で昨季健闘したレイズに筒香が加入。大リーグ1のおもしろ打者に成長しそうなチェ・ジマンとともに、ボストン、NYを撃破してほしい。この両者は人気球団につき、無観客だと調子が狂うかもしれんが、レイズはマーリンズとならんでもともと閑古鳥球団だからよりチャンスかもしれない。

     

     日本からの移籍では、秋山翔吾が注目であろう。中地区で活躍できた日本組は今のところ野茂(ブリュワーズ、タイガース)と青木(ブリュワーズ、ロイヤルズ)、あとはせいぜいいい思い出を作れた桑田(パイレーツ)くらいしかいない。古くは江夏豊(ブリュワーズのキャンプに参加)の挫折の地区でもある。野村の訃報にコメントすべきは古田でも田中でもなく江夏だろう、なぜコメントとらんのだ、怖いからか、と思っていたが、いざテレビに出てるところ見たらほとんど喋ってなかった。

     木田優夫によると「中地区はしんどい」らしいので、秋山、そして前田とも、仮にパッとしなくても文句はいわん。まあレッズといえば、Cマークが広島かよでおなじみであるが、広島地検がなぜか頑張って携帯を押収しているので、広島つながりで秋山も活躍できるんじゃないか。

     

     エンジェルスは、就任すると優勝しそうな気がする監督・マドンが、うっすらライアン・ゴズリングに似ていたオースマスに変わって着任、大谷の起用方法に注目が集まっている。

     

     マリナーズは、菊池に加えて平野も加入、あとチェンも加わってた。相変わらずNPB出身選手憩いの場となっている。まあ、この地区はなんだかんだでアストロズが勝ちそうな気も…。

     

     ドジャースと同地区のパドレスは、高校野球みたいだったユニホームを刷新し、阪神みたいなユニホームになった。昔のやつのリバイバルであるが、鳥谷もパドレスに移籍できればよかったのにね。

     

     昨季のチャンピオン、ナショナルズは、主砲のレンドーンがエンジェルスに移籍、そしてプレーではなく選曲で一世風靡のパーラが巨人に移籍。ベイビーシャークは、ワシントンから東京に移るのか。あれ、でも無観客か。

     

     最後に、グランダーソン、キンズラー、フリースといった特徴的だった打者に敬意を表して終わる。仕事が一段落して今季の名鑑を熟読する余裕ができたらまた何か書くとしよう。


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