ALIVE

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     しばらくホームページが消えてました。我々にとってHPがいかに重要か、ないしは僕のことがよっぽど心配なのか、幾人かの知り合いから「HPがない!生きてるのかっ」と連絡があった。
     ま、身の回りでは劇団の活動休止とか解散とか、相次いでおる。つくづく水商売。いや商売にすらなってないから単なる水か。人間の体の6割は水であります。

     連合赤軍の映画がニュースになっていて、僕がチラ映りしてたらしい。そのニュースを見た知り合いは映画にやけに興味を示していた。くだんの教授より、人様に波及効果を生めたワタクシであります。 

     先日、4月から会社員となる若い衆たちと飲み会をしてきた。4月がある人間が羨ましい、と毎年そんなせんないことを言ってるような気がする。新生活への不安と期待。まーそんなものも4月も終わればどこかへ消えてしまうのだろうけど。
     そういえば僕は毎日不安だなあ。金がないからだけど。だけど細い細い期待の糸をこっそりたぐっていたりもして、考えてみると僕は日々4月なのかしら。いや単に頭がぬく〜くてぬる〜いんですよ。

    評論家とは何だ

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       以前に運動部屋で取り上げた「実録連合赤軍」の上映会&監督の質問会が京都であったので、うっすらとした個人的縁もあり、行って来た。

       場所は京大の西部講堂。知らない人に一言で説明すればボロい建物です。映画の舞台となる群馬の山小屋と何だか似ていて、臨場感高まる上映会となった。
       というか、寒すぎ。映画の中も季節も今と同じくらいの雪山で、しまいにひ弱な体がガタガタ震え出し、このまま行けば明らかに今晩寝込むなあと想像できたので、さっさと引き上げた。

       引き上げた理由のもうひとつは、期待したほど監督の話はあんまり面白くなくて、「プロのスタッフっていうのが嫌いでね。そういう撮り方はありえないとか、それは映画ではないとか言い出すから」というところだけ妙に頷いてましたが、同席した出演の地曳さんという青年の方が誰よりもマトモなことを言っていたような…。彼とはちょっと仲良くなりたかった。

       この会を一気にしょーもなくしたのは、同席した造形大の教授。映画評論家でもあるらしいんだけど、監督やこの映画についてはひたすらヨイショしてるようにしか聞こえず、この映画と正反対の位置にいる商業的な邦画については、批判ではなく悪口しか言えてない。

       監督が「あんな犬と約束してるような映画は駄目だょ」と腐すのは別にいいんだけど、仮にも評論家と名乗る人がそれを言っちゃいかんと思います。 それこそ「犬と約束してる映画」しか見に行かないような人々の目を、いかにこういうマニアックな映画に向けさせるかが彼ら評論家の仕事であって、「俺はこの渋い監督と同じ側だぜ」みたいな、一種の特権意識というか排除主義というか、何の生産性もないから大嫌いです。別にこの教授一人の話じゃなくて、割と全体的な残念な状況の表出のように見えて、とにかくため息が出た。

      道標

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         JR大阪駅の柱に掲示した河合塾の広告が面白い。道しるべがドーンと画面の真ん中にあるデザインなんだけど、道しるべに書いてある選択肢は、「東大」「京大」「医学部」以上。うーん何てわかりやすい。

         大学予備校の広告だからと言えばそうなんだけど、予備校は商売ですから顧客のニーズに敏感で、それがまんま広告になるわけだから、結局のところ児童生徒の進路選択について、いまだこの程度しか示せない世の中なんだなあと思う。

         僕が中高校生のころ、初期の暴威の、エリート主義に反発するような歌詞が古臭く見えるほど、学歴偏重っていうのはこの先どっか行っちゃうんだろうなあとボンヤリ考えていたんだけど、どうもそれはそこそこベンキョーが出来た人間の大甘な見通しで、実際の未来はというと、教員をやってる知り合いや、塾講師の面談を受けた知り合いの話を聞くにつけ、さらに加速しちゃったような気がする。
         ちょうど、「地方の時代」と言いながら、実際は東京一極集中が加速してる現状と、言葉の現実の乖離という部分でそっくりだなあと思う。

         そこへきて、2018年までに道州制の導入を目指すというニュースが。これ誰か真剣に止める人いないんですかね。日本地図がひらがなだらけになりますよ。名前を失って中途半端なひらがなの名前で大きく括られちゃったら、田舎のアイデンティティは何に求めたらいいのやら。

        面白かったら補足する

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           久しぶりに東京に行っていた。いや東京は通過点で、正しくは群馬の温泉に学生時代の友人と小旅行に行くという、模範的なホリディライフのためである。

           温泉の話はさておき、試みにビデオカメラを回してみた。友人たちがそれなりにキャラ立ちしてるし、行動原理がバラエティ番組のような行き当たりバッタリな人間ばかりなので、なんちゃって「水曜どうでしょう」みたいにならないかなあという遊びである。

           実際カメラを回してみると、「撮っときゃよかった」の連続という実にベーシックなレベルで悩まされる。面白い現地の人々との出会いをほとんど撮り逃した。
           撮った素材を帰宅後見直してみると、撮影時は特に面白いという意識もなかった場面が、妙に人間臭くて面白くみえるという新たな発見もある一方で、当時面白いと思って撮ってたシーンが、内輪の僕から見てもわかりにくかったりする。まあ日常で面白かったことなんてほとんどがその場限りではあるんだろうけど、テレビ局でニュースを担当してる知り合いに言わせると、面白い映像が撮れたと思ったときこそ、それを補足説明するための追加撮影が要るのだとか。なるほど。

          気に食わねえ

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             パソコンがまたしてもやられてしまって、ようやく本日部品が届いて復活しました。おかげで下記の光内さんの展覧会も宣伝できずで、予定外の出費で(予想より安価でしたが)痛い痛い。ハードディスクとかのトラブルじゃなくて助かりましたが。皆さんバックアップはこまめに取りましょう。交通事故とパソコンの故障は前兆なくやってきます。

             さて、中国人監督が撮った「靖国」というドキュメント映画を国会議員が試写というニュースをやっていた。客観性がないのはドキュメンタリーではないとか自民の国会議員が言ってて、それ自体がまず誤解、というのはコメント求められてた森達也が言ってたけど、映画評の「シアトリカル」の項参照ということで。

             問われるのは、主観的か客観的か、じゃなくて、その主観は共感できるか、なんだけどなあ。これが詭弁や小理屈に聞こえるとすれば、それが現代日本の病です。

             もうひとつは、税金の使途って話で、これは結構難しい話だ。税金を正しく使っているかどうかにすっかり我々は敏感になっていて、確かに何億も使って行き止まりの橋や、趣旨不明の巨大オブジェを作られてはかなわん。少なくとも地方自治体に関しては「税金を正しく使うよーに」と法律に書いてある。
             なので助成金を貰って制作された今回の映画は、正しい税金の使途だったのかどうかチェックするのだ、と言う議員の理屈は一応筋が通っているようにも見える。だけどそれを言い出したらどうなるんだ?いわゆる言論の自由というやつとぶつかるんだけど、これまた日本人には根付いてない感覚で、とりわけ昨今はマスコミが劣勢なので分が悪い。
             じゃあ最初っから税金なんて使うなよ、っていう意見もあるかもしらんが、残念なことにもらえる金はもらわないとやってられないというのが現実なんだな。

             今のところどーも明快な分析ができないので、松本さんあたり、プレイ坊主で面白く書いてくれないもんでしょうか。毎号リリーフランキーの人生相談より刺激薄で物足らんもので。
             いずれにせよ、題材が靖国だろうがなんだろうが、映画というのは(映画に限らずだけど)面白いか面白くないかで判断されるべきものであって、そこに政治的に正しいかどうかというのが入り込むと途端に胡散臭くなるから、僕はかなり憤慨している。

             ちなみに21世紀の関西小劇場界では今のところ唯一無二の実に渋い反戦芝居と勝手に位置づける「戦争の豚」は大阪市助成公演である。議員の皆さんには是非とも政務調査費でDVDを買って税金が正しく使われたかどうか調査してほしいものである。1枚1000円です。え?あんまり面白くなかった?そういう意見は真摯に承りますはい。


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