展開がドラマチック過ぎて疲れた

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     昨年の暮れから何かとスポーツづいていることもあって、bjリーグをスポーツ観戦好きの知り合い夫婦と見に行く。大阪対新潟の首位攻防戦なので、お客も多くて盛り上がっている。前回の守口に引き続き、今度も朝潮橋などという渋い駅が最寄だったのだが、税金の無駄遣いの臭いがプンプンしてくる小奇麗な公園と体育館。無計画五輪の残骸なのだが、形を変えてこうして盛り上がってるのは、負債解消にも役立つであろう。追い付かんかもしれんけど。

     新潟はサッカーと同じくアルビレックスというんだが、サッカーチームの方は昨年の一試合当たりの観客動員が巨人にあと一歩という集客のあるチームである。バスケも強いし、新潟は何だか楽しそうな町である。

     さて同行の夫はアメリカ留学の経験があるのに、バスケ知識はゼロ。試合が始まって5分後くらいに、「バスケって6対6か」(←間違い。一人多い)と“気づく”くらいのノンビリさんである。それはさておき、苦戦が予想された試合だが、案の定終始新潟がリード。戻りが速いし、インサイドをきっちり固めて大阪はミドルシュートを打つばっかり。そしてこれがちっとも入らん。逆に新潟の33と44はフリースローからして全然外さない。

     ほぼ勝敗決したと思われた第4Q。しかしここから過剰にスラムダンク的な展開が始まる。えー、詳しくは覚えてないので公式HPを参照のこと(手抜)。「あきらめたらそこで試合終了」っていうんがスラムダンクの監督の口癖なのだが、確かにバスケは数秒でも残ってれば逆転する(される)可能性が残ってるんだなあと思わされた。

     知ったようなことを言えば交代したガードの城宝がいいリズムを作って、シュートを外しまくってた外人たちもどんどんシュートを決め始めた。バスケってのは、なんでかしらんけど、春の天気みたいに流れが急に変るもんで、大阪に風が吹いてくると、新潟はあれだけ正確なシュートを放ってた33も外しだすし、ターンオーバーも奪われる。あれよあれよと一点差に追いついて残り約30秒。新潟は当然攻撃の持ち時間(24秒以内にシュートを打たないといけない)をフルに使って攻めてくる。残り数秒で、大阪は速攻をしかけるが、シュートがはずれタイムオーバー。ところが速攻中に新潟のファウルがあったということで、フリースローが大阪に。「ディフェンスチャージング、バスケットカウントワンスロー」(Cスラムダンク)みたいなもんですね。

     ところがこのスリースローを1本外して同点のまま延長戦。この延長戦がまた似たような秒刻みのシーソーゲームで、再延長。ここまでドラマ過剰になるともうどうでもよくなってくるもので、大阪が死闘を制したときには正直、疲れ切ってしまった。

     この試合でも大阪のスター選手である波多野の凄さがよくわからなかったんだが(結構ベンチに下がってたので体調が悪いのかもしれん)、ガードの城宝は素人にも分かりやすく活躍してましたね。新潟のガードの長谷川さん(見てくれがさん付けしたくなる)と藤原も上手い選手ですね。大阪が首位で今季から加入の高松が二位浮上だそうで、こっそり盛り上がっている。

    八百長疑惑、パープルレイン、薬物騒動

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       八百長疑惑が地味に盛り上がってきた。そもそも発端となった週刊現代の記事を書いた武田さんという人は、昨年「Gファイル〜長嶋茂雄と黒衣の参謀」というおもしろいノンフィクションを出した人なので、ちょっと注目している。丁度テレビで顔を拝見する機会があったのだが、ボサボサ頭にヒゲのメタボリックな体型。まるでほっかむりの泥棒、太ったキャッチャー、声が甲高い教頭先生かっ、というくらい、いそうでいない“典型的”な外見に、影武者じゃなかろうかとすら思ってしまった。

       過去に同じような疑惑を告発していた2人の人が同日同じ病院で死んだという、どこか背中が冷やっこくなる事実もあるくらいであるから、武田さんも是非健康には気をつけて欲しいものだ。

       この人は巨人といい相撲といい、聖域が好きな人なんだなあと思う。双方共通なのは聖域の中のカワズになってしまって、人気が今ひとつになってしまった点である。

       アメリカの国民的スポーツであるアメフトのスーパーボウルを今年は興味深く見た。なにせルールを理解してから初めてのスーパーボウルである。理解してから見てわかったことは、録画だとあんまり面白くないというきわめてベーシックなことであった。なにせ今まではようわからんと横目でボーっと見てただけなので、よくわからんがモンタナは凄いとか、ディオン・サンダースが野球のときより輝いてるなあとか、その程度の感想を抱けばマシな方だったくらいだから、ゲームの流れなんてさっぱり分かってなかったのだ。

       録画はダイジェストなんで、結果を知らなくても楽しみは半減していた。プリンスのハーフタイムショーもダイジェストで、登場場面とパープルレインだけが流れた。プリンスと言えば、(少なくとも日本人には)いまだパープルレイン。ディレクターも迷わずソコを使えと指令したんだろうと推察される。しかしパープルレイン…。いまだに堂々と歌うサマには脱帽である。さすがは記号で名乗る男。加齢とは無縁である。この人の、この怪しげなパワーも一体どうやって持続されるのか不思議な存在である。

       実況では視聴率50%と言ってたけど、スーパーボウルの人気は衰えしらずなのだろうか。去年のハーフタイムはストーンズだったし、紅白よりは地位を保っているようだが、競技自体の人気も衰え知らずだとするとその源は一体なんだろう。大リーグは現在、かなり儲かっている。コミッショナーの改革が実を結んだ格好なのだが、大リーグは、つい最近薬物疑惑にゆれたばかりだ。疑惑の渦中の人物に、ベーブルースの記録を破ったことで有名なボンズも含まれていることが、今回の朝青竜を巻き込んだ八百長疑惑と似ている。アメリカの場合は、薬物を提供している資金の絡みで検察主導で暴かれていった話なのだが、この際徹底的にという姿勢が(一部甘いとか色々批判はあるにせよ)よかったのだろう。議会で大リーグのそうそうたる面々が証言したサマも、皆だんまりだったにせよ向こうは一歩進んでる印象を受けたもんだ。さて相撲はどうか。

      30バンドと40バンド

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         年明けから半月が過ぎて、今年初めてのバンド練習。
         まずはお知らせ。一部ではとっくに消滅したとすら思われているわれらがバンド「直列6気筒エノモト」のライブが決定しました。2007年3月4日(日)。場所時間は未定ですが、とりあえず決まりましたのでお知らせします。

         前回は宴会の余興の延長の雰囲気が漂ってたけど、次回は、大方の予想よりは見せるぜ、という意気込み。本日演奏曲目、業界用語でセットリストを決めたが、気づけば10曲以上ある。大丈夫か?
         本日はドラムのココロさんが舞台の公演中だったため不在。これまでココロさん不在で練習したことがなかったのだが、ドラムがいないとほんと間抜けな音になる。巷間まことしやかにバンドはドラムだとか言われるけど、ほんまそうだと実感。

         練習後、たまに舞台を見に来てくれる人がライブをやるといい、誘われる。というかビデオ撮影を頼まれただのが、何とも間の悪いことに、現在カメラは修理中…。というわけで完全なるお客さんとして、梅田のレインドッグスへ。名前はちょいちょい聞いたことがあるハコだけど、行くのは初めて。天井高いし、スクエアに近くて見やすいし、いい場所だった。ライブハウスは芝居小屋にはない、このいかがわしい雰囲気が健全でいいですね。お客の中には、結構顔の皺は深い年頃なのに、お前はパンテラかみたいなオッサンがいたりして、こういう日中何してはるんやろみたいないかにもな客層も、気分が盛り上がる。

         バンド2つと夫婦漫才というなんだかあんかけスパゲティのような変拍子なプログラムだったが、いずれも楽しめた。あまり詳しくない知り合いが舞台を見に来てくれたときって、こういう風に見えるんやろーなあというのが率直な感想。本人たちはそれなりの自信と、それなりのへりくだりを持ち合わせながらやってるんだろうけど、詳しくない客にしてみれば「お、結構すごいやん」みたいな。
         1つめのバンドは50ナンボのオッサンが、40でやり始めたとかで、我らエノモトの上を行く遅れてきた反抗期バンドのようだ。楽曲がどれもクラプトン調なオヤジロックなのが、妙に片意地張ってるように見えたが、音はよかった。というか客席にいたダイムバック・ダレルはこのバンドのドラムの人(正確にはサポートらしいけど)だった。さすが伊達にそんなナリと皺はしてねーなという乾いてハネてるいい音を出してた。
         で漫才をはさみ、これはこれで笑わせてもらい、知り合いのバンドが登場。上は40ナンボのヒゲ面で、下は20ちょっとの女子という年齢種別バラバラなメンバーだったが、どうやらそれはバンドをやることの現実が理由らしい。リーダーである知り合いの人は、異動で比較的時間のある部署にうつったことがきっかけで、大学以来久々に「やろう」と決めて、知己を頼りにメンバーをかき集めたとか。他のメンバーはそれぞれ自分のバンドがあるらしく、このバンドが再び演奏できるのかはちょっと怪しい。どこか小劇場とも似てるが、多人数で儲からないことをやるのはそれくらい大変なのだ。面子がしっかり固定してるエノモトは、とても贅沢なことなんだなあと思わされた。

         しかしライブは芝居よりも安全に見ることができますね。仮に上手くなかったり、趣味に合わなくても、ビール飲めたりリラックスしてられるし、1曲くらいは聞き入れる曲がある可能性もある。今日のライブも、全部が全部いい曲ってわけでは決してないけど、楽しみどころを見つけるのは簡単だ。
         だが芝居の場合は二時間なら二時間、当然見続けないといかんし、最初シンドイなあと思ったら、後半から俄然面白くなるなんて「ライフイズビューティフル」みたいな展開はまずありえない。そういう意味では音楽は気楽な娯楽である。

         余談だが、演奏が終わった後、メンバーの知人でかつ同業者なのだろう、早速駄目出しを始める客がいたが、こういう行為は嫌いだ。駄目出ししたいなら、外でやるか、客がいなくなってからか、後日やってほしい。こっちは時には寛大な心を動員しながら楽しんでるのに、その横で「音のバランスが悪いんだよ」なんて話されたら、こっちがバカみたいである。小劇場でも少なからず目にする。まだ一般のお客さんがいるのに、出演者に駄目出しする先輩役者。おやめになることをお勧めします。

        オルセー美術館展

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           前日のマイクロミニな新年会が深夜にまで及び、本日、年明け最初の連休の最終日はドンヨリと迎えてしまう。私は、深夜1時を過ぎても酒を飲んでいた翌日は、全く体がフィジカル的に機能しない。なので二日酔い以上に後悔するのだが、終日家でダラダラするのも後悔を助長するので是非とも避けたいところ。そういえば神戸でやってるオルセー美術館展は今日が最終日か。芝居仲間でなぜかその展覧会のミュージアムショップで働いている西山さんから「来てや〜来てや〜」と藤山直美似の顔で言われ続けて早何ヵ月、今までちっとも行く気がしなかったのが、急に思い立って電車に乗る。「深夜特急」の冒頭、沢木耕太郎が「ぐずぐずしてはいられない、と思い立ってしまったのだ」と述べている感覚のごとくである。

           会場に向かうと凄い行列。何のことはない、最終日が持つ力に引き寄せられた大勢の人間の一人に自分自身も過ぎなかったわけである。

           オルセー美術館は、パリ中心部の中之島みたいなんの南、大阪で言えば北浜みたいな位置にある。川を挟んで北にはルーブル美術館がある。いかにも現地に行ったように書いているが、グーグルの衛星写真を今更ながら実家の強力なパソコンで見入っただけの話だ(私のパソコンはいまいち環境が整っていないので今まで見たことがなかった)。余談だがこの衛星写真で見ると故郷・福井はなぜか雪景色で、ドラクエ2のロンダルギアを見てるような気分になる。

           さて展示絵画はフランスの美術権のせいかマネモネセザンヌルノワールといった印象派の作品が多い。日本人はこの辺の画家が好きだ。タッチが優しくてかつ、何を描いているのか解りやすいからだろう。ちなみにこの中では私はセザンヌが好きだ。パッと見、どいつも一緒やろ、と思ってしまいそうだが、よーく見ると違いがわかる。このよーく見るという姿勢を美術館に通う人には持ってもらうとより楽しめると偉そうに助言しておく。
           今日も隣でとある絵を見ていたカップルが「なんか凄い暖かそー」と毒にも皿にもならん感想を口にしていたが、「なぜ暖かそうに見えるのか?」を考えながらよーく見る、というのが大事なのだよ。

           ところでオルセー美術館は初めて写真を展示した美術館らしい。こと写真となるとあんまり人気がないのか、ダダ混みの客が流れる流れる。まあ確かに、この黎明期の写真はかなり未熟でちっとも面白くない。自称携帯写真家の私にも及ばんぞ、という「撮っただけ」みたいな写真も散見する。勿論「はいそのまま動かず3時間」みたいな時代だっただろうから、撮れる幅も極限られてるんだろうが。

           こうやって発展(と場合によっては破壊)の歴史を感じながら作品を鑑賞すると容易に知ったかぶりができるので、よーく見ながら実践していこう。

          重大ニュースと流行語大賞

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              今月末までに終わらせないといけない作業が、終わったかと思ったら説明しにくい事情で大幅訂正が必要なことがわかり、忘年会も1件キャンセルするハメにもなりながら何とか本日終わらせた。気づかれたが、これにて今年の活動は終了でございます。あ、年賀状書いてない。

             知り合いのテレビ局記者(1年目)が大阪に帰省してきたので、昼飯を食う。テレビニュースと映画はまた別なんだろうけど、カット割の考え方について意見を聞くと、俺が今年手探りで探しておぼろげに見えてきたことと似たようなことを整然と説明され、なるほどなあと思う。
             「1回目でここまでできたんだったら、あとコレとコレをやれば、かなりなもんができるんとちゃいますかね」と説得力のある言い方をされ、来年に向けて弾みがつく。そうさ。1週間前くらいの劇団会議で、来年も映画を撮ることを決めたんでありんすよ。前回の経験から、舞台でやった台本を映画にするのは余計手間だと判明したので新しく書き下ろすことにした。1つ終われば次がまたあり、何と楽しきかなああよいよい。

             ちなみに各方面から「今年はカウントダウンライブはないのか」と聞かれ続けた昨今だったが、今年はありません。というか1回やっただけなのに恒例だと思われてしまうこの年末の持つ言外の意味の力とは何なのだろう。紅白のせいかしら。

             もう大体一段落したが、毎年この時期はその一年を振り返る番組が多いもの。今年のころがる石周辺重大ニュースの第一位は「映画撮影のキュー出し『よーい、はい!』を今吉が噛んだこと」で決定だな。内輪ネタにしても消化不良な選定でどうもすいません。次点は「悟さんのギャグに変に受けた森下がドールのパイナップルを喉に詰まらせて死に掛けたこと」です。これで死んでいたら森下ロックンロール伝説が完成したところでした。

             流行語大賞は「もしかして…?」。
             使い方は、誰かがいい仕事したときに、その人に「もしかして…?」と振る。振られた人(=いい仕事した人)は「実は結構腕がいいんですよ」と返す。

             次点は「カンパニーさん」。とある稽古場の終了時間をちとオーバーして使っていたときに、隣の部屋を使ってた劇団の代表者が、「ルールは守りましょうよ」と我々に注意をしてきて、そのときにこいつが「ここは色んなカンパニーさんが使うんですから」「他のカンパニーさんにも迷惑がかかる」とかって、耳慣れない名詞を濫用してたことに由来。

             ほなよいお年を。


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