2007-2008

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     賀正。
     最近のことなど。
     舞台の公演と映画の上映が終了。
     舞台。ようやくまともな台本が書けるようになってきたのかしらとは思う。映画。エンディングで優作さんの曲を使ったのが彼のファンにも歓迎され、助かる。
     公演の疲れか、予想通り、年末寝込む。忘年会に結局全く行けなかった。ま、誘いもそもそもなかったんだけど。

     さっさと帰省しようかとも思ったが、私の田舎は雪国なので、下手な体調で帰るわけにもいかず、病みあがった30日も一人悶々と過ごす。夜、イカ天の特番を見る。懐かしい、といえば、半分うそで、僕の田舎では一部地域でしか見れなかった。
     この「一時代を築いた伝説の深夜番組」とされるイカ天も、何の思い入れもない僕が今見ると、出てくるバンド出てくるバンド、「過渡期」の三文字が離れず、大体今でも生き残ってるのってビギンくらいやんという事実は、なまじっか舞台なんぞしてる身からすると結構辛いものがあった。厳しい世界なんだよといえばそれまでだが、果たしてそれだけだろうか。

     ところで、どいつもこいつもがけっぷち、みたいな連中ばかりが登場するこの番組を振り返るこの特番の司会が、小林麻耶というのはいかにも世相を反映しているように思う。「こんな時代でもいつかよかったと振り返る日がきっとくる」という先日の舞台のコピーが頭をよぎるったのも反面事実。

     翌朝、さっさと特急・雷鳥に乗り込む。サンダーバードの旧式だが、古いせいかはたまた旧式は富山までいかないせいか、大抵繁忙期もすいている。キオスクで買った週間現代と週間文春を読む。文春のコラム「大リーグファン養成講座」が最終回で寂しい。僕にとっては文春を読む価値がこれで半減した。

     北陸トンネルという長い長いトンネルを抜けると、窓の外は一気に「北の零年」になった。なんやかし言って気分がどこか落ち着く。とはいえ私の実家は一応市街地なので、雪はそれほどでもない(雪国基準)。

     帰宅すると、両親がそば打ちをすると張り切っていて、手伝う。今年初の試みらしいが、結構面白かった。
    銭湯に行くと、「うちは今年からそば打ちを始めた」と自慢しているおっさんがいて、どうも人知れずひそかなブームらしい。
    両親が紅白を見ているので、興味のない僕は昼に本屋で買っておいた「半島を出よ」を読む。舞台を終えると他人の創作物を摂取したくなる。

     正月。いまどきはすっかり人気のないおせち料理だが、歳のせいか、この甘辛い食い物がむしょうに旨く感じる。今年のモチはうまくつけたと親が自慢していたが、確かにうまかった。何が違うのだろう。

     寝正月は油断すると胃腸を壊すので、ここ数年、散歩を心がけている。一面銀の田んぼ道を歩く。ふるさとを舞台に映画を撮ってから、景色の見え方が変わった。僕以外に人はいない。雪の道を歩く物好きは地元民にはいないからだ。ビニールを全部はいだ骨組みだけのビニールハウスが、季節外れの浜茶屋のようだ。

     兄さん家族が昼に到着し、一気に騒がしくなる。兄さんは偏屈な理屈こねで、義姉さんは典型的な関西人。この2人から生まれた姪っ子は、理屈をぎょうさんしゃべる。

     兄さん夫婦と3人で、夜の携帯オオギリを楽しみに待つ間、BSでルナシーの再結成ライブをなんとなく見る。一夜限りって、再結成のパターンの中で一番格好悪いんじゃないかと思う。メンバーの中で、一番マトモに音楽活動をしていたのはベースの人だと思うが、やっぱりその差がステージでも出ていた。やり続けるのは重要だなあと思う。

     2日。姪っ子とそりをしに公園に行く。滑らせると坂の途中で放り出されてベソをかく。ケツでバランスをとるんだと見本を見せる。普通に楽しい。が、雨が降ったので雪がびしゃびしゃでコンディションは最悪。早々に帰宅する。

     イチローに密着したというNHKの番組を見る。イチローダンディズムの枠を出ることがなく、せいぜい毎日カレーを食ってる、くらいしか発見がなかったが、「自分の生活を犠牲にして人が見に来てるんだから、僕らが自分を犠牲にするのは当然」という台詞は妙に残った。

     3日。雪かきをしている親父に姪っ子が「何してるの」と話しかけると、親父はスコップの上に姪を乗せて路上を滑らせる。親父が子供を相手するときのエンターテイナーぶりにはほとほと感心させられる。その兄さん夫婦も帰り、急に静かになる。夜はようやくカニを食う。頼まれ仕事をやるが、結構面倒なことがわかり、こうして日記に逃避したまま、こんな時間になった。

    年の瀬

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       公演の制作期間中に、自他共に認める虚弱・ワタクシがちっとも風邪をひかないので周囲からは本番前に倒れるんじゃないかと最大の不安材料視されておりましたが、無事公演を終わり、とうとう予想通り、規定路線、予定調和、寝込んでおりました。

       だいぶマシになってきたなあと回復した本日、舞台で借りたベースの持ち主から「正月のイベントで急遽使うことになったから返してくれ」と連絡がある。そんなわけで久々に外に出ると当たり前だが、駅前商店街は年の瀬ムード。仮に元気だったとしてもしめ縄を買うわけでも栗きんとんの材料を買うわけでもないんだけど、何だか乗り遅れた気分で若干寂しい。忘年会も一件も行ってないし…。この年の瀬お祭り感に乗らないと掃除も年賀状もやる気がせんわい。というわけで新年のご挨拶は遅れます。

       この数日、なのでテレビをボーっと見てるくらいしかしてないんだけど、有名テレビドラマを始めて見てみた。何やかしいうても「華麗なる一族」が一番安心してみてられて、「のだめ」は僕には結構我慢が必要で、「ごくせん」は、…。子供向けにはいいんでしょうか。

       山崎豊子の本はどれも取材量は頭が下がるばかりなんだが、物語の組み立ては必ず昼メロだなあと思ってまして、簡単に言うと、いい人間はどこまでもよく、悪い人間はどこまでも悪い。人間はそんな単純じゃねえだろ、って思うんだけど、リアル華麗なる一族は実に阿呆臭くて醜悪だと知らしめる吉兆のニュースが今年はありましたからね。案外そんなもんかもしれん。先日も知り合いの会社員から社内の実にしょーもない話を聞かされた。人間のかなりは阿呆で単純なのかもしれん。

       それはさておき、色んなドラマを見てて僕の脚本にはないものに気がつきました。頭の悪い登場人物ですね。見ている方が、「何で気付けへんの」とか「何で笑って流されへんの」とかヤキモキさせられる分別の足りない人物。これが考えてみると僕の台本には出たことがない。それがあまねくウケる秘訣かしら。大嫌いですけどね。

       さて今年も何かを成し遂げたかどうかは甚だ怪しいですが、全力だったのは間違いない。力と作用がつりあってないような気もしますが。心残りは直列6気筒エノモトのライブが大失敗に終わったままなことですかね。誰もそこは期待してないか。実は早速新年に向けて地味に動き始めてます。自分で仕事を増やしたようなもんですが、それなりに面白そうなことになると思いますので、まあ、あったかーく見守ってやってください。

      サブウェイシリーズ終了

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        舞台&映画&ライブというケの日劇団を名乗る割には超ハレの日な欲張り企画の最終日を無事終えて、本日はポッカリ虚無なクリスマスイブを迎えておるワタクシです。ご来場くださいました皆々様、ありがとうございました。  良元優作ライブはこっちの都合で申し訳なくも手短でしたが、よかったですねー。照明の海老澤さんが短時間で灯りを吊り変えて、非常にいい雰囲気になったことも相まって、圧倒されました。インディペンデントシアター2ndという小屋で彼の演奏が実現して、僕はちょっとしたプロデューサー気分です。ま、僕がしたことといえば、「ライブせーへん?」って聞いただけやけど。  彼を知らなかった舞台のお客さんも、引き込まれた人が相当いたんじゃないでしょうか。音楽はつえーなとつくづく思います。音楽がそもそも持つ力だけじゃなく、良元優作のパワーによるところがもちろん大きい。  そういうあまねくウケるレベルに僕も達しなければと意気込んで台本を書いた今回の「僕らの時代とタイムカプセルアンサンブル」ですが、残念ながらそこまではいけなかったなあと、ライブを見ながら思いました。劇団の作品の中では最も完成度が高いことは間違いないし、お客さんの反応もいつもよりはるかにあまねくウケたという感触はありますけど、頭一つ抜けた感までは得られなかった。まだまだです。  役者が舞台上の見えるところに控えていて、やたら場面転換するという手法は、2年前の「マル特ロストワールド」からやっていて、どうやら僕のオリジナルなようなので今回それをさらに加速させました(あんなの舞台じゃねーとアンシャンレジームな人が見たら目くじらを立てるんでしょうけど)。僕には意味のないもので面白いものを組み立てる脳がないので、ストーリー物で勝負するしかない。場転の多用が可能になると、舞台でやれるストーリーの幅がある意味広がるんで、後はそれを利用していかに面白くするか、僕に必要なのはそれだけです。それが舞台の面白さなのかどうか、そんなことは知ったことではない。  さて映画ですけど、変な汗が出ますね。舞台は自分も出演してるし、生ものだから回によって微妙な出来不出来もあるし、しかし映画は単に流してるだけだから、上映中は何というか晒し者になっているような気分で、無性にそわそわしました。大画面になると、パソコンで編集してるときにはあまり感じなかったアラも目立つし、何よりエンディングに良元さんの曲を使わせてもらったことが、彼のファンにどう見えるのか、こんな映画で優作の曲を使いやがってとか思われたらどーしよーなどとネガティブなことばかり考えてました。  しかしこんな評価をいただきまして、よかったよかったと、ほっとしているところです。 http://neginohito.exblog.jp/7809706/#7809706_1  気がかりなのは知り合いの映画通のMさんが「また改めてお前には話がある」と太い眉毛を10時10分にして去っていったことです。果てさて何を怒られるのやら。考え出すと思い当たる節はいくらでもあるので知らん顔をして寝ます。言い忘れましたが今日は一日中二日酔いです。

        大阪2日目

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           雨です。このセカンドという小屋は屋根がトタンなんでいい感じに寒々しい音が鳴ります。結構な降りの中、ご来場いただいた皆様多謝。  これまで最多の公演日数は銀河系集団のときの6ステでしたが、本日7ステ目に入りました。疲れは特になく気分はなかなかいいです。  明日は映画もありますし、ライブもありますし、何だか盛りだくさんです。スペシャルな1日をお贈りいたしますので、よろしく!

          大阪初日

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            とりあえずは好調な船出。ご来場の人、多謝。  やってるこっちも今日は何だか緊張感が限界LOVERSで非常に楽しかった。多分、お客さんが多かったからでしょう。多いったって、このインディペンデントシアター2ndの常識から言うと、どこが?ってな数だと思う人もいるでしょーけどね。今日で既に京都のお客さんの半分は行きましたからね。わっはっは。  本日、確信しました。(とりあえず自粛)という傑作です。今作は。皆様、土曜日曜、ご来場のほど、よろしく!


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