被告人のファッションチェック

0
     忘れたころにテレビに現れ、相変わらず憎らしくも健在な辺りが、どうも上祐氏とキャラがかぶってきたように錯覚させられる堀江氏であるが、日興コーディアルの不正が“政治的決着”をみたのに対して彼は実刑判決というどうにもアンバランスな結果となり、おふくろさん騒動の方が深刻な社会問題のような気すらしてきた、というのはオーバーだけど、堀江氏はますます石田光成だなあと歴史オタクオヤジのような感想を抱いた。

     司馬遼太郎「関ケ原」に登場する石田光成は、才気溢れるが凡人の思考回路を理解できず、なので人に嫌われる名人でもあるというキャラ。ほりえもんも性格はさておき頭のいい男であるが、日興コーディアルと違って、彼の会社は潰しても日本経済にはそんなに影響がなさそうだ、という泥臭いパワーを持っていないので、結局それでは家康に勝てないということなのだろう。

     さて「注目の判決」について、テレビのニュースは「堀江被告の体重の変遷です」と、何罪で捕まったかよくわからなくなるレポートをしていて、数枚の写真が示される。ことあるごとに整形前後の写真が画面に出てきた福田和子みたいだが、「今日の堀江被告は紺のジャケットに…」とレポートは続く。

     これ、お決まりなんだけど、何で裁判になると報道各社は一斉にドン小西のごとくファッションチェックに走るのだろう。堀江氏の場合はTシャツ姿が物議を醸したりと、多少服装もニュースになった人ではあるが、全然ファッションリーダーでもなんでもないくたびれきったオバサンの裁判で、「ナントカ被告はベージュのカーディガンに茶色のスカート」とかね、僕もかつて書いたものです。誰がそんなこと興味持つねん。

     初公判の記事なんか、服装以外、書くことが他にない、というのが理由だと思う。切腹前は白装束みたいな案外ファッションコードにうるさい民俗性も影響しとるのかもしれん。ただ、一番の理由は「昔からそうしてる」ということなのだろう。無自覚な再生産というやつである。

    そういうマットがあるらしい

    0

        梅田の広い交差点で、カラスが死んだ鳩を物凄い勢いと貪欲さでもって突っついては肉を喰らっていて、こんな身近で繰り広げられた「地球大紀行」に息を呑まされた。
       よくよく考えれば、NHKが得意なあのテの番組は結構エグい、いや豪快な内容である。いや単に現代人が血や肉に対して過度に免疫不足になってるんだろう。

       さて全然話は変って、レッドソックス松坂のニックネームについて、本人はD-MATを気に入っているが、ファンはDICE-Kを推しているという、どうでもいい話について。

       ヤンキースの強打者・アレックス・ロドリゲスがA-RODといわれているのと同じ文法でD-MATってなってるんだけど、これが当地アメリカでは、「Dカップのオッパイをテーブルに置くときのマットを連想させる」ので不評という。

       ……。

       そんなもんがあるのか。
       そして連想するほどソレは一般に普及してるのか。
       マットを敷いてまでテーブルに定期的に「置き」たいのか。
       というか、何のために「置く」んだ?

       なんちゃって英語で名前をつけると案外変な意味のスラングになっていて日本人が恥をかくというのはタマにある話だが、これはスラング(ではないが)がある方がちょっと恥ずかしい。当のD-MAT本人にしてみれば「置くなよ」もしくは「直置きしろよ」っていう話だろう。


      漏電ライブの報告

      0

          直列6気筒エノモトライブ、全然無事じゃなく終了しました。ご来場いただいた皆様、大人な対応ありがとうございました。

        第一章:防音作業

         この日の“小屋入り”は朝9時。芝居並に早い時間からの入りであるが、まさに芝居と同じように会場の仕込みをしないといけなかったからである。演出等々の面白い理由ではなく、「防音」。ここで何度か練習させてもらったときから、「うるさい」という苦情が来ていて、店主からも渋い顔をされていたので、音を漏らさないための細工を画策したというわけだ。

         そんなことができるのも、「結構腕のいい美術さん」ことドラムのココロさんのおかげなのだが、結構な量の布を持って現れた。これで会場の壁天井を覆ってしまおうという狙いだ。
         この布、事前の採寸に従って既にボックス形にミシンをかけてあってという「腕のよさ」を知らしめる細工がなされており、当たり前といえば当たり前なのだが、広げると会場のハコにピッタリはまって、一同「おお〜〜」。何だかインドカレー屋が始められそうな内装に仕上がった。

         早速客入れ用BGMのCDをかけてみる。ロックを演奏する場合、始まる前のBGMはロック以外にした方がいいと知り合いからアドバイスされていたので、テクノをかけてみたのだが、布の効果とあいまって、なんだか大麻パーティのような雰囲気になってしまい、ジャズに切り替える。
         今度は進駐軍の休憩テントのような感じになったような気もするが、大麻パーティよりは余計な想像を呼ばなくてすむだろう。
         作業は順調に進んだのだが、それでもいざ演奏を始めると、結構な防音というにはちょっと難しい仕上がり。店主は「苦情の可能性はある」というんで、ややがっかりしながら音量を絞っていく。

        第二章:ブレイカーダウン

         さてそこまで気を張った防音であるが、いざライブが始まるとブレイカーが落ちて音が出なくなった。うーんこれこそ完璧な防音。
         何とか復旧を試みたがパワー不足か出力がおかしくなり、ボーカルのマイクは音がおかしい&途切れる、アンプ類は音が頼りなくなる、ということになってしまった。ライブの前にうんざりするくらいスタッフがチェック作業をしている意味がこの日わかってしまったというものである。

         音のバランスが崩れると、演奏に体がのらなくなるというのだろうか、感覚がちょっとおかしくて、細かくミスした。そんなにグダグダってことはないんだけど、芝居でいえば台詞を噛むみたいなもので、お客さんにしてみれば、まあ気にしないことはできるけどもったいない、みたいな感じといおうか。
         個人的失敗としては、イチョッたサングラスをかけて登場したら、このサングラスが真っ黒過ぎてベースのフレットがよく見えなくていくつか間違えた。「体が覚えてら」(Cスラムダンク)ということは当然なかった危機管理意識の欠如したE級ベーシストである。

        第三章:警察24時

         その上やっぱり苦情が来るからやりきれん。あの音で「うるさい」といわれたら、これはちょっと次元の違う話になってくるというもので、店主も「警察に通報する?ああおすきにどうぞ」とこっちの味方に回ってくれた。

         すると本当に警察が来た。まあこう書くとまるでレイジアゲインストマシーンか!ってな具合に大袈裟かつ好景気に響いてくるのだが、実情は吉本新喜劇のように、近所の交番のお巡りさんが自転車でえっちらおっちら牧歌的にやってきただけのことである。桶川ストーカー殺人以来、警察は市民の通報に対していちいち対応するようになっているのだ。

         「むしろ営業妨害だ」と店主は強固な姿勢を崩さなかったのだが、なるほどなあと変に納得する。利害が衝突する我々と、その何度か苦情を言ってきたセンシティブな妙齢の女性を比べると、確かに妥協がないのは向こうの方であるから、ちょっとくらい開き直ってもバチは当たるまい。

         さてその警察官、店主に名前を尋ねるのだが、「名前は?どういう漢字?」と聞かれた場合に、くれてやる嫌味の定番が「難しいですよ」というフレーズであるから、覚えておくと便利です。たとえ名前が「三郎」でも「難しいですよ」って言ってやればよろしい。
         ところがその警察官、ほんとに漢字がわからない。近くにいた私に「どうやって書くかあんたわかるか?」と聞いてくるが、聞かれた私は騒音の犯人一味のひとりである。嗚呼こうして警察はまた凶悪犯人の検挙に失敗するのであった。

        終章:まとめ

         結局のところ、これはさらに高いレベルの場所でやれということなのだろうといいように解釈する。この会場は「ライブもたまにやっている飲み屋のパーティルーム」であり、厳密に言えばロックバンドがライブをする場所ではない。何でこの会場を選んだかといえば、このバンドのレベルからいって、まだ内輪ノリな感覚でライブやる段階だろうなあという自己評価があったことが理由の一つである。前回のライブは完全なる内輪の発表会で、その延長だという読みである。

         ところが我々、案外レベルアップしていたようで、今回のライブが不完全燃焼だったのも、「せっかく結構いい曲が作れたのに、ちゃんとお客さんに聞いてもらえなかった」と捉えているからだろう。これまでの人生で「バンド組んでみたいなあ」と現実味なく薄らボンヤリ考えていたことが、いざ現実になると人間というものはかくも贅沢なものである。

         お客さんは現実には結構楽しんでくれたようなので、それはそれでよかったのだが、我らの曲は結構いいぞ、ともっと知らせてやりたいとついつい思ってしまうのである。まあベースは相変わらずちゃんと弾けてすらいないのだが。そういうわけで、いつになるやらよくわかりませんが、も少しグラマラスデイズなライブを披露したいものです


        展開がドラマチック過ぎて疲れた

        0
           昨年の暮れから何かとスポーツづいていることもあって、bjリーグをスポーツ観戦好きの知り合い夫婦と見に行く。大阪対新潟の首位攻防戦なので、お客も多くて盛り上がっている。前回の守口に引き続き、今度も朝潮橋などという渋い駅が最寄だったのだが、税金の無駄遣いの臭いがプンプンしてくる小奇麗な公園と体育館。無計画五輪の残骸なのだが、形を変えてこうして盛り上がってるのは、負債解消にも役立つであろう。追い付かんかもしれんけど。

           新潟はサッカーと同じくアルビレックスというんだが、サッカーチームの方は昨年の一試合当たりの観客動員が巨人にあと一歩という集客のあるチームである。バスケも強いし、新潟は何だか楽しそうな町である。

           さて同行の夫はアメリカ留学の経験があるのに、バスケ知識はゼロ。試合が始まって5分後くらいに、「バスケって6対6か」(←間違い。一人多い)と“気づく”くらいのノンビリさんである。それはさておき、苦戦が予想された試合だが、案の定終始新潟がリード。戻りが速いし、インサイドをきっちり固めて大阪はミドルシュートを打つばっかり。そしてこれがちっとも入らん。逆に新潟の33と44はフリースローからして全然外さない。

           ほぼ勝敗決したと思われた第4Q。しかしここから過剰にスラムダンク的な展開が始まる。えー、詳しくは覚えてないので公式HPを参照のこと(手抜)。「あきらめたらそこで試合終了」っていうんがスラムダンクの監督の口癖なのだが、確かにバスケは数秒でも残ってれば逆転する(される)可能性が残ってるんだなあと思わされた。

           知ったようなことを言えば交代したガードの城宝がいいリズムを作って、シュートを外しまくってた外人たちもどんどんシュートを決め始めた。バスケってのは、なんでかしらんけど、春の天気みたいに流れが急に変るもんで、大阪に風が吹いてくると、新潟はあれだけ正確なシュートを放ってた33も外しだすし、ターンオーバーも奪われる。あれよあれよと一点差に追いついて残り約30秒。新潟は当然攻撃の持ち時間(24秒以内にシュートを打たないといけない)をフルに使って攻めてくる。残り数秒で、大阪は速攻をしかけるが、シュートがはずれタイムオーバー。ところが速攻中に新潟のファウルがあったということで、フリースローが大阪に。「ディフェンスチャージング、バスケットカウントワンスロー」(Cスラムダンク)みたいなもんですね。

           ところがこのスリースローを1本外して同点のまま延長戦。この延長戦がまた似たような秒刻みのシーソーゲームで、再延長。ここまでドラマ過剰になるともうどうでもよくなってくるもので、大阪が死闘を制したときには正直、疲れ切ってしまった。

           この試合でも大阪のスター選手である波多野の凄さがよくわからなかったんだが(結構ベンチに下がってたので体調が悪いのかもしれん)、ガードの城宝は素人にも分かりやすく活躍してましたね。新潟のガードの長谷川さん(見てくれがさん付けしたくなる)と藤原も上手い選手ですね。大阪が首位で今季から加入の高松が二位浮上だそうで、こっそり盛り上がっている。

          八百長疑惑、パープルレイン、薬物騒動

          0
             八百長疑惑が地味に盛り上がってきた。そもそも発端となった週刊現代の記事を書いた武田さんという人は、昨年「Gファイル〜長嶋茂雄と黒衣の参謀」というおもしろいノンフィクションを出した人なので、ちょっと注目している。丁度テレビで顔を拝見する機会があったのだが、ボサボサ頭にヒゲのメタボリックな体型。まるでほっかむりの泥棒、太ったキャッチャー、声が甲高い教頭先生かっ、というくらい、いそうでいない“典型的”な外見に、影武者じゃなかろうかとすら思ってしまった。

             過去に同じような疑惑を告発していた2人の人が同日同じ病院で死んだという、どこか背中が冷やっこくなる事実もあるくらいであるから、武田さんも是非健康には気をつけて欲しいものだ。

             この人は巨人といい相撲といい、聖域が好きな人なんだなあと思う。双方共通なのは聖域の中のカワズになってしまって、人気が今ひとつになってしまった点である。

             アメリカの国民的スポーツであるアメフトのスーパーボウルを今年は興味深く見た。なにせルールを理解してから初めてのスーパーボウルである。理解してから見てわかったことは、録画だとあんまり面白くないというきわめてベーシックなことであった。なにせ今まではようわからんと横目でボーっと見てただけなので、よくわからんがモンタナは凄いとか、ディオン・サンダースが野球のときより輝いてるなあとか、その程度の感想を抱けばマシな方だったくらいだから、ゲームの流れなんてさっぱり分かってなかったのだ。

             録画はダイジェストなんで、結果を知らなくても楽しみは半減していた。プリンスのハーフタイムショーもダイジェストで、登場場面とパープルレインだけが流れた。プリンスと言えば、(少なくとも日本人には)いまだパープルレイン。ディレクターも迷わずソコを使えと指令したんだろうと推察される。しかしパープルレイン…。いまだに堂々と歌うサマには脱帽である。さすがは記号で名乗る男。加齢とは無縁である。この人の、この怪しげなパワーも一体どうやって持続されるのか不思議な存在である。

             実況では視聴率50%と言ってたけど、スーパーボウルの人気は衰えしらずなのだろうか。去年のハーフタイムはストーンズだったし、紅白よりは地位を保っているようだが、競技自体の人気も衰え知らずだとするとその源は一体なんだろう。大リーグは現在、かなり儲かっている。コミッショナーの改革が実を結んだ格好なのだが、大リーグは、つい最近薬物疑惑にゆれたばかりだ。疑惑の渦中の人物に、ベーブルースの記録を破ったことで有名なボンズも含まれていることが、今回の朝青竜を巻き込んだ八百長疑惑と似ている。アメリカの場合は、薬物を提供している資金の絡みで検察主導で暴かれていった話なのだが、この際徹底的にという姿勢が(一部甘いとか色々批判はあるにせよ)よかったのだろう。議会で大リーグのそうそうたる面々が証言したサマも、皆だんまりだったにせよ向こうは一歩進んでる印象を受けたもんだ。さて相撲はどうか。


            calendar

            S M T W T F S
                  1
            2345678
            9101112131415
            16171819202122
            23242526272829
            30      
            << June 2019 >>

            selected entries

            categories

            archives

            recent comment

            • お国自慢
              森下
            • お国自慢
              N.Matsuura
            • 「続く」の続き
              KJ
            • 【映画評】キューブ、キューブ2
              森下
            • 【映画評】キューブ、キューブ2
              名無し
            • W杯与太話4.精神力ということについて
              森下
            • W杯与太話4.精神力ということについて
            • 俺ら河内スタジオ入り
              森下
            • 俺ら河内スタジオ入り
              田中新垣悟
            • 本の宣伝

            recent trackback

            recommend

            links

            profile

            search this site.

            others

            mobile

            qrcode

            powered

            無料ブログ作成サービス JUGEM