クランクアップの夜@梅田→奈良

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     久々に告知をしたのでしばらく更新を控えておりました。別の言い方をしますと言い訳とも言います。

     撮影は無事に三回目を終え、クランクアップとなった。場所が居酒屋なので当然そのままそこで打ち上げを、と行きたいところだが、僕はウーロン茶を一杯飲んで早々に引き上げる。即編集に取り掛かるからだ。

     なんでそんなに生き急ぎを?といえば、週末に賞の〆切があるからだ。ギリギリ間に合いそうならギリギリ努力してみると、毎日はほんの少し面白くなる。俺ってやってるな〜って一人ダンディズムに浸れるというのが大きい。

     奈良まで移動して向井の家で早速撮った素材をパソコンに取り込んで、カットをつないでいく。さすがにこの日、朝から準備して、昼からちょっとした仕事があって、昼過ぎから撮影に取り掛かって、お店が開店するまでのわずかな時間で残りを撮り切るため、珍しく結構テンパってしまって、であったので日付が変わるころにはフラフラになっていた。

     大体仕上がったし、残りの微調整はまた改めて、と帰ろうとすると、向井がWebをチェックする。作曲担当の中野君は曲を仕上げてるかも、と半分冗談で確認するためだ。流石にまだよな〜とページを開くと、5分程前に曲がアップされていた。うーん、男前。なんというか、ヤマト完結篇のクライマックスで急きょワープして現れたデスラー艦隊のような感動を覚える。

     さて我々が応募した作品が、波動砲ばりの勢いを賞に与えたかどうか、そんなことは知りまへん。前へ前へ。明日に追い越されないように。

    撮影が進んでいる編集も

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       撮影の2回目のお話。
       休日昼に、店主に店を開けてもらっての撮影で、要するに店主に早出出勤をしてもらう格好になる。この日店主は風邪気味のようで、恐縮する。ただしお客さんはいないので外の光が映りこみさいしなければ、撮影は非常に楽だ。ただ人がない、というだけでなく、テーブルを動かしたり、スペースを自由に使えるので、カメラを構える自由度も高いというわけだ。

       逆に言うと、やっぱり店を貸切状態にしないとこういう撮影は出来ないわけで、次回作以降、もっと違う撮り方を試してみてもいいかなとも思う。

       今回の作品は、台本はワードの基本の書式で7枚。カットは60弱。多いのかどうかは知らんが、前作よりはやや少ない。前回の撮影では、2時間程度で10数カットを撮って、本日は4時間程で40弱を撮り終えた。早いのか遅いのか知らんが、3日で撮り終えるペースとしては順調そのものである。これもひとえに役者陣の台詞NGがほとんどないせいで、おかげでいつもより演技やカメラワークに時間を割くことが出来ていると思う。


      クランクイン@梅田

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         世の中の結構な数の人が選挙権を持ってない自民党の総裁選についてくどくど報道することにどんだけ意味があるのかよくわからんのだが、少なくともそれに比べてさらにはるかに世の中に意味がない、我らの自主映画制作がまた始まった。

         飲み屋を舞台にした短編映画の2本目の撮影だ。

         企画の概要を説明すると、大抵の人は「面白そうやね」(ないしは「ジムジャームッシュのパクリ?」)と言ってくれるんだけど、二本目にして、カットを割っていくのが難しくてうなっている。

         飲み屋で喋ってるだけなんで、人物の動きがあんまりない。人物の動きがないと、必然映像にも変化がつきにくいと、こういうわけ。喋ってる2人を、固定カメラで延々長回しで撮影する、というのも何だか面白そうな雰囲気が漂うんだけど、実際やってみると心底退屈に仕上がってしまうことが多い。僕にはそんな勇気も技術もない。

         かといってあんまり奇をてらってもしょうがないし、機材だとか何だかんだで出来ることはそれほどない。もひとつ言えば、こじんまりした店での撮影なので、カメラを構えられる場所がおのずと限られるから、これまた難しい。

         というわけで、前作では「出来る範囲で」「無難に」「わかりやすく」と考えて臨んだ。のだが、気付けば顔のアップばかりの人気金融マンガのコマ割りみたいになってしまった。喋ってるだけなんで、役者の表情ばかりに注目してしまった結果だ。

         じゃあ今回はどうしようか。そんなことで頭を悩ませるのは無論楽しいんだけど、現場に入れば色々なことに翻弄されるのが、常というもので、今回も店主に迷惑かけっぱなしである。結果得られるものが社会正義とかならまだ気分的にも偉そうにしてられるんだろうけど、あってもなくてもどっちゃでもいい単なる娯楽であるから、「えへへ」というしかない。大いに甘えて丁寧に作る、それしかない。

         ここで終わろうかと思ったが、一つだけ言わせて貰う。下手に出る人間に対して偉そうにするような人間には絶対なるな。何を唐突に?察しろ。

        辞める人辞めない人歌う人俺撮る人

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          シリーズものの短編映画の制作を順調に進めている(つもり)。現在、間もなく撮影に入る段階であるが、同時に何本かの準備も進めている。昨日は2人のミュージシャンと打ち合わせをした(飲酒込み)。この2人が飲み屋で音楽について語る、というアイデアを現在構想中なのだ。2人はこの日が初対面。ギターという共通項だけがある2人がどのように初対面のぎこちない関係性を埋めていくのか、いやらしくも僕は岡目八目でニヤニヤ観察していた。これをそのまま撮影していたら、思ったような作品になるんじゃないかとすら思った。

           いやあ今夜は楽しかったなあと深夜、何気なくネットを見たら福田首相が辞任表明と出ていて驚いた。デビッドボウイがどうのこうのとかいう話をしている間に、そんな重大ニュースが報道されてたとようやく知った格好。「日本は平和だ」という紋切り型フレーズが当てはまるのはこの場合、僕か首相か。

           そういえば大学入学した当時のこと。浪人生活中にテレビなしで生活していたので(田舎の進学希望者の多くは有名予備校に入るためにわざわざ故郷を出る)なんとなくテレビを買わずに生活していたのだが、ふと見かけた新聞の一面に「細川首相が辞任表明」という見出しを見て、「これはニュースを見ないといけない」とわけのわからない強迫観念に駆られて今は無き和光電気へ自転車を走らせたものだ。

           あの無駄な瞬発力を効果的に発電する術はなかったものかとつい思ってしまうのだが、そんな話はさて置き、今日は少し真面目にニュースでも見てみるかとテレビの前に座った。ちなみに僕の目の前にあるテレビがあの時買った安物である。嗚呼メイドインジャパン。

           テレビをつけるとクローズアップ現代をやっていた。NHKの人間はこれをクロ現と略すらしい。んなことはどうでもいい。国谷さんがNHKの政治部記者と話している。番組の終わりになり、「しかしあまりにも無責任ではないか」というような批判を口にした国谷さんに対し、記者は「そういう批判も予想されます」とかシレっと答えている。お前は官房長官か。この国の記者は、シレっとすることを知性と思い込み、激昂することを正義だと勘違いしとるからな。

           余談だが、ニュースを見ていたら、北の湖理事長が映った。この人はさっさと辞任表明していいと思う。

          終わりがわからん

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            色んなきっかけが重なって、去年撮った長編映画を再編集することにする。

             結論から先に言うと、2時間10分ほどあったのが2時間をギリギリ切る長さに短縮された。高々10分程度なんだけど、秒単位(我々が見慣れている映像は秒単位のカットの連続で出来ている)で削除して10分なんで、まあまあの作業量である。

             そんなことより、賞に応募しようと昨年暮れに「2時間切らんなあ」と頭を抱えながら編集していたのは何だったんだ?という気にもなる。時間が経過したから、頭が冷えて、冷徹に要らん箇所を「要らん」と捨てることが出来た。分析すればそういうことなんだが、最初からうまいことやりたいと考えるのが人情、というのが一つ、もう一つは、今回仕上がったものが完成形かどうかはこれまた何の保障もないということだ。終わりが見えない。キリがないともいう。

             バンドの録音も毎度毎度完成形が出来ている実感はないので、これまたキリがないんだが、バンドの場合は「不完全だ」という自覚があるだけまだ話は楽だ。映画の場合は一応、出来た、と思っているからタチが悪い。

             そういえば、僕の大好きなドキュメント映画「メタリカ〜真実の瞬間」でこんなシーンがある。ドラムのラーズが自分の絵画コレクションの一つを指して疑問を呈する。その絵の画面左上端にある何も描いてない部分には、何で何も描いてないのかと。つまり、「何でそこで終わりだとこの画家は思ったのか?」と彼は言いたいのだ。作品の完成がどこなのかについて、ラーズもしばしば悩むようだ。メタリカでもわからないんだからそんなもんか。ととりあえず自分を安心させておく。

            はからずしも大入り

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               先日荒木道成を撮影するの巻の話を書いたが、今度は僕がモデルになってきた。よく劇団のチラシの写真を頼んでいるN氏が趣味の写真を撮りたいのでモデルになってくれと頼んできたからだ。

               「絵になる女子も呼んでくれ」と難しいことを頼んでくるので、数少ない心当たりに聞くも、都合がつかない。というわけで、「絵になる男子」を呼んだ。黒瀬仁視君である。
               なんでも天気がドピーカンでないと撮れないモチーフだったとかで、予定が急遽変更になり、N氏の家で屋内のポートレート撮影になる。黒瀬君はさすが、モデルの仕事もした経験があるので、自分がどう写っているか把握しているように見える。僕はというと、これがさっぱりわからん。「ロックっぽく、こうルーズな感じで撮ってよ」と椅子にもたれてポーズを決めたつもりも、写真で見ると単にだらしないだけに見えたりする。

               久しぶりに会う黒瀬君は最近トレーニングを積んでるとかで、体が引き締まってなかなかセクシーだった。チラシ撮影のときは、女優がいたときだけあきらかにやる気の違っていたN氏であったが、本日は黒瀬君に被写体的魅力を見出したか、かなり盛り上がってシャッターを切っていた。いや〜黒瀬君のヌードはかなり妖しい感じで面白かった。危うくそっち側に行きかけてしまうスリリングさというか。ちなみに僕は脱いでない。上半身半裸の時点で、写真を見て「汚えなあ」と思ってしまったので。

               夜になり、そのままN氏宅でホームパーティのようなアメリカンな行事が行われる。客の中に、飲み屋映画シリーズの撮影を頼もうかと考えている店主がいたので、先般制作した「店じまい」をパーティ参加者に見てもらう。いつも思うが、見てもらうために作っているのに、いざ見てもらうときには変な汗が出る。この日は特に、観客のほとんどが初対面だったので余計だ。ちなみにN氏の家はホームシアターを組んでいるので、大画面での鑑賞だった。大画面で見ると、思ったより面白い絵に見えたり、思ったよりアラが目立ったりする。
               「面白かったです」と大人な感想で、微妙な雰囲気になることを予想していたが、何人かの人はちゃんとした感想を言ってくれて嬉しかった。
               パーティの参加者が中座する人、遅れて参加する人入り乱れ、モーニング娘のように新陳代謝するので、そのたびに「私も見たい」と誰かが言い出し上映となる、光栄だけど変な汗が収まらない流れになる。その中で、何度も熱心に見てくれた人がいて、聞けばとある配給会社に勤めている人だった。なのでそこで話がトントン拍子に進み、なんてな安っぽい上手い展開には当然ならなかったが、気付けば結構アツく語ってしまい、翌日多少反省する羽目となった。飲みすぎ喋りすぎ、せめてどちらか一つにしたいと我ながら思う。

               まあ何にせよ、知らん人に気軽に見てもらえる点で、映画、それも短編は強いな、とは痛感した。

              一本目を撮ってしまった

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                 経済記者の知り合い・ノナカが、老舗の情報誌を出してるかの会社の経営について「結構やばいらしい」と語っていた。「お前が落ち続けてる映画賞もなくなるんちゃう」とニヤニヤ。まーもとより賞には縁のない無才の身、思いついたものを撮るだけである。

                 というわけで、先日ここにも書いた短編映画の一本目を早速クランクインし、1日で撮り終えてしまった。もしかして?ええワタクシ、会社員時代は仕事の早い男でございました。

                 バンドの練習とかライブとかでさんざんお世話になった谷町9丁目のバー「街山荘」が今月末で閉店→梅田に移転と聞いて、そのまんま「店じまい」をテーマにわっかいやすい台本を書いて、上手いこと役者が集まって、店主に随分無理をお願いして、まずは撮り終えた。桶狭間合戦ばりの電光石火。ええ、人様に甘えて甘えて俺様はクリエイティブでござい、みたいに生きておるのでございます。

                 しかし、撮り方に大して進歩がなかったなあと早くも反省しているところ。ログハウスに白熱灯が灯っている独特な店内の雰囲気が、どこまで映像に活用できたかというと大いに怪しい。現在できる範囲に限ったとしても、いくらでも改善の余地はあったなあと反省しとります。役者陣にベテランの南田さんやフレッシュな徳山君といった幅広い顔ぶれが揃ったのは、非常に楽しかったんですけどね。

                 ま、次です次。早速次の作品に取り組みたいと思います。

                活動報告、&タク氏

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                   久々の活動報告です。
                   3本目の自主映画の制作を開始しております。本日、森山大道写真展のためHEPホールに行ったらば、短編映画祭みたいなののチラシがあったのでナニゲに見ていたら監督のかなりが年下であった。もはやHEPに入るのも若干躊躇する年齢になってしまったが、ビギナー監督は謙虚に頑張ります。

                   今度は短編である。前作は技術が未熟でも撮りたいものを撮る、という試みで、出来上がったら二時間越えでありました。上映会で面白いといってくれた人もそれなりにいたんだけど、オトナの世界ではちっとも評価されなかったので「今できる範囲で完璧なものを目指そう」という年齢相応に堅実な考え方にシフトチェンジした次第。最初からそうせえよっていう話なんですけど、どーもワタクシという人間は打算が燃料になりにくいドリーミンな体質なもので、ようやくそういうところに思い至りました。お待たせ。
                   といっても打算だけではモチベーションが怪しいのも事実。というわけで、共通の約束事項を定めた短編シリーズ、というコンセプトで撮っていくことにした。要するにシリーズもので短編をどんどん撮っていこうというわけだ。
                   約束事項といってもそんな難しい話ではなく、「飲み屋の話」。それだけだ。飲み屋で起こった出来事は、次の日誰かに話したくなることか、忘れてしまいたいことかのどちらかである。そういうコンセプト。まあはっきり言って「コーヒー&シガレッツ」のパクリである。
                   呑み助の安直な思いつきからのスタートであるが、僕意外の人間にもどんどん台本を書いてもらおうと思ってて、既に他劇団の人に話を振っていて、みんな食いついてきている。こういうコラボというかセッション的な取り組みは前から憧れてたんで、考えるとワクワクしてくる。
                   まずは一本目。いつものメンバーに加えて、初参加のベテランと若い人も加わり、かなりイイ感じである。

                   ところでその店に飲みに行ったら宅八郎がいた。何でも店の奥のパーティルームでオタク文化を語る的なイベントをやっていたらしい。役者仲間の若い衆が「タコ八郎がいました!」と素ボケで間違える。「ほんまにおったんなら君が見たのはイタコ八郎や」とこれまた役者のナンダさん。さすがベテランの味。帰りしなに宅氏と軽い交流があったのだが、全盛期(?)と比べて毒っ気が抜けて普通にイイ人だと思った。

                  悲しい報告と落語家の話

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                     はいこんにちは。「早く更新しないと向井君に怒られるぞ」と、向井を直接知らない僕の友人にも最近茶化されるようになってしまいましたが、またまた間が空きました。今回間が空いた理由は、単純に言えば落ち込んでいたからです。

                     去年制作して、12月にin→dependent theatre2ndで上映もした映画を、ぴあの賞に出していたんですが、先月結果が届いて、見事カスリもせずと。一応遅ればせながらのご報告でございます。結構いい感想も貰ってたので、そういう方には何だか申し訳ないなあと、筋違いなのはわかってるけど、つい考えてしまいます。

                     見に来てくれた知り合いのUDさんからは「え?あれで通ると思ってたの??」なんて傷口に塩なことをバッサーと言われてしまったように、他人からみりゃそれが正当な評価なんでございましょうが、作った方としちゃあ自信満々、いや低く見積もって「自信満」くらいで応募しとりますからね。
                     しかし我ながら「落ち込みすぎやろ」という自覚もあり、慰め、分析、叱咤激励を求めて色んな人に話を聞いたらば、‖梢佑麓分にやっぱりさして興味がないものだ、と改めて思ったし、他人は自分を想像以上に見てるものだ、とも痛感させられた。

                     そもそも小劇場で演劇をやるのと違って、映画は競い合いがあるぞ、とシビアな現実を求めたことが、カメラを回し始めた大きな理由なんだけど、いざシビアなことがあるとガッツリ凹んでいるから世話はない。まあとにかくやるしかないわい。

                     とりあえず、他人の舞台に誘われたので、久々に出演することにしました。色々書きたいこともあるけど、詳細はまた。

                     ところでわけあって、知らないバーに飲みに行ったときの話。会社を辞めて落語をやっているという人と出会った。落語をやってるだけあって、かなり愉快な人であったが、「いやあ僕も舞台とか映画とかシワくやってまして」と素性を明かすと、互いに思ってる不満とか意気込みとか悩みとかなんのかんの噴出して大いに盛り上がった。単純に言えば、刺激。やっぱり飲みには行くものだ、と思わされる。この人のこともまた改めて宣伝したいと思います。

                    広島路

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                       広島に行ってきた。自主映画の映画祭を見に行くためだ。なぜわざわざ広島まで見に行くかと言えば、多少説明を要するが、簡単に言えば、出品していたからである。
                       といっても我が劇団が出品したのは映画ではない。昨年上演した「僕らの時代と〜」を編集した映像作品である。
                       なぜ舞台を?これまた説明を要する。京都・大阪でステージ数がそれなりにあったので撮影した素材が潤沢だった、ということに加え映画を撮り始めたおかげで撮影だの編集だの音声だのレベルアップしてきたので、今まで発売してきたDVDより格段に面白いものが出来るんじゃないかという期待があった。映画祭は割りと何でもアリな雰囲気だったので、こういうのを応募するのも面白いんじゃないかと考えたというわけ。

                       舞台の公演が昨年12月下旬。出品の締め切りが1月末。実は今年に入ってまずこの強行スケジュールな作業が劇団としての仕事始めだった。強行過ぎたためかどうか、編集担当の向井が締め切り間際に寝込んでしまうというハプニングもあり、なかなかエキサイティングであった。

                       先に作品の仕上がりから説明しておく。まずこの「僕らの〜」はチラシの裏面のコピーにも書いたように、「映画でやれよ」というこれまで聞き飽きた批判を挑発するような意図もあって書いた脚本なので、まあはっきりいって映画でやれよっていう内容・構成であった。なのでうまいこといけば結構な映像作品にもなるんじゃねーかという目論見があったのだが、果たして出来のいいところは極めて緊迫したシークエンスにすることができた。
                       といっても当然ながら素材の乏しい場面もあったので、その部分については「舞台の記録」に毛が生えたレベルに収まっている。

                       今回は編集のコンセプトを微妙にいつもと変えたので、その他色々と面白い発見があったのだが、長くなる上わかりにくい話だと思うので触れない。

                       次に映画祭について説明する。このイベントは、応募作品を事前審査で7時間分選んでそれを映画館でオールナイト上映し、観客の投票によって各賞を決めるというユニークな企画となっている。賞をとることはなくても、見てもらえれば御の字、というのが出品理由の大きな部分でもある。

                       ただ、「7時間のうちの2時間も舞台の映像に割くか?」という疑問がハナから横たわっているので、上映枠に入る可能性は最初から皆無と見てよかった。
                       でもまあせっかくの機会だし、全体のレベルがどんなものか気になるし(現地に友人もいるし)、僕は山陽道をひた走ってきた。補足すると上映枠に入ったかどうかは、事前の発表はない。
                       結論から言うと、上映はされなかった。大体、続けざまに何本も見るため、5分や10分のショート作品だとホっとしてる自分がいて、1時間の作品になると「長ーよ」と思ってしまっている自分がこれまたいたので、勝手なものである。2時間も舞台の映像やられたら、大ブーイングに違いない。僕も出演してるしで、「あ、あいつだ」って観客にもバレて袋叩きにあうんじゃないか?

                       審査の結果、1つの作品が賞をほぼ総なめにした。何がよかったかって、この1本だけ何もかもレベルが高過ぎで、映画館で普通に上映しても違和感ない出来だった。出品するところ間違えてるよ、と思わないでもなかったが、これを見れただけでも来た甲斐はあった。世の中には大した人間がいるものだ。そして僕のレベルは大して大したことないもんだ。 映画は舞台と違って、作ってしまえば勝負は勝手に全国区になる。そう考えて、つまりは刺激を求めてやり始めたのだが、なかなかそれは身にこたえるものであるというのを実感した。 間もなく我々の映画第3弾の制作が開始する。というかもう台本書き始めてる。


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